大学女子駅伝の大舞台「全日本大学女子駅伝」。
杜の都・仙台を舞台に、全国の強豪校が栄光をかけてしのぎを削ります。
注目の名門校は?!
新勢力の台頭は?!
あのエースランナーは出走するのか?!
見どころ満載です!
本記事では2025年大会の優勝候補や順位予想、見どころを徹底解説。
駅伝ファンはもちろん、これから駅伝を楽しみたい方も必見です!
全日本大学女子駅伝とは?
杜の都・仙台で開催される全日本大学女子駅伝。
この大会は、全国の女子大学生ランナーがチームの襷をつなぎながら、日本一を目指す駅伝レースです。
仙台の街を駆け抜ける姿はとても感動的で、学生たちが毎日の厳しい練習の成果をここにぶつけているのが伝わってきます。
6区間約38kmを走り抜けるこの駅伝は、大学女子長距離界の最高峰の大会で、「杜の都駅伝」という愛称で多くのファンに親しまれています。
全日本大学女子駅伝2025の日程
2025/10/26(日) 12:10スタート
全日本大学女子駅伝のコース
スタート 弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)
フィニッシュ 弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)
全6区間 38.0 km
- 1区(6.6km) 第1中継所 仙台市中央卸売市場前
- 2区(4.0km) 第2中継所 仙台育英学園前(総合運動場側)
- 3区(5.8km) 第3中継所 太白区役所前
- 4区(4.8km) 第4中継所 五橋中学校前
- 5区(9.2km) 第5中継所 石井組前
- 6区(7.6km)
全日本大学女子駅伝2025の出場校
シード校(前回上位8校)
- 立命館大学 36年連続36回目
- 大東文化大学 15年連続15回目
- 城西大学 31年連続32回目
- 名城大学 27年連続27回目
- 東北福祉大学 19年連続23回目
- 大阪学院大学 17年連続32回目
- 拓殖大学 8年連続8回目
- 筑波大学 5年連続29回目
各地区代表校
<北海道>
北海道大学 初出場
<東北>
仙台大学 2年連続4回目
<関東>
シード校を除く上位6校
1位 大東大(シード)
2位 城西大(シード)
3位 帝京科学大●
4位 筑波大(シード)
5位 玉川大●
6位 中大●
7位 順大●
8位 日体大●
9位 駿河台大●
10位 東農大
11位 拓大(シード)
<北信越>
新潟医療福祉大学 14年連続14回目
<東海>
中央学院大学 7年連続7回目
<関西>
関西大学 18年連続18回目
関西外国語大学 6年連続11回目
<中国四国>
環太平洋大学 7年連続8回目
<九州>
福岡大学 16年連続37回目
<5000mチーム記録上位校>
- 東洋大学
- 京都産業大学
- 大阪芸術大学
<オープン参加>
東北学連選抜チーム
全日本大学女子駅伝2025の順位予想と優勝候補
ここからは全日本大学女子駅伝2025の順位予想と優勝候補についてです。
上位順位予想
1位 大東文化大学
2位 名城大学
3位 立命館大学
4位 城西大学
5位 関西大学
大東文化大学 Wエースの調子&底上げがポイント
昨年全日本2位、富士山2位の大東文化大学。
この2レースに出走したランナーがほとんど残るのが強みです。
チームの主軸はサラ・ワンジル(3年)と野田真理耶(3年)。
ワンジルは日本インカレで5000m・10000mの二冠を達成。
野田は昨年3月の日本学生女子ハーフ優勝、全日本1区区間賞を獲得。
強烈で安定した軸が在学中に、優勝したいところ。
エースの二人以外に、川瀬真由(4年)、蔦野萌々香(3年)、平尾暁絵(3年)、相場茉奈(3年)と経験と実力のあるランナーが揃います。
間違いなく強い。
1年生には秋竹凛音(豊川)、上柳凜(宮崎日大)、鈴木彩花(大曲)、永沼妃織(九州国際大附)、成瀬結菜(昌平)、丸山あおい(市立橘)。
鈴木彩花は、パリオリンピックマラソン日本代表の鈴木優花の妹だけに期待値が高いです。
今年こそシルバーコレクターの名を返上し、悲願の初優勝なるか?!
名城大学 最強世代とルーキーの融合
連覇を狙うプレッシャーから解放されたのと同時に、「昨年の悔しさ」から立て直しがどれだけ進んでいるかに注目の名城大学。
連覇が途切れたとはいえ、1年生の時から活躍した米澤奈々香、石松愛朱加、原田紗希、上野寧々、柳樂あずみ、大河原萌花が最高学年として健在。
喜びも悔しさも知る世代がどんな走りを見せるかに注目です。
そして、課題はこれまでエースの谷本七星が担っていた区間を誰が走るか?
大東大のサラ・ワンジルとほぼ互角に走り合える選手が出てきてほしいところです。
名城大は新入生にも力があり、インターハイ3000m日本人1位の細見芽生(銀河学院高卒)、都大路1区で3位だった長岡みさき(仙台育英高卒)に注目。
「5年連続二冠」が途切れた雪辱を晴らすか?!
立命館大 卒業した主軸の穴を埋められれば連覇
昨季、全日本と富士山と絶対王者を破って二冠を達成した立命館大。
チームの主軸であったキャプテン・村松灯、中地こころ、福永楓花が卒業。
戦力ダウンは否めません。
それでもキャプテン・土屋舞琴、村松結の上級生には実績があり、昨年の2レースで1区を担当した太田咲雪(3年)、ルーキーながら区間新を記録した山本釉未(2年)が主軸になるでしょう。
昨年立命館宇治高校のエースで、都大路1区2位の佐藤ゆあ(1年)に注目。
個人的には池田悠音(2年)にも期待しています。
ベストオーダーを組み、昨年のように各区間のピースがハマったレースができれば◎。
全日本大学女子駅伝2025の注目選手
米澤 奈々香(名城大)
名城大学のキャプテン
800m:2分11秒84
1500m:4分14秒74
3000m:8分59秒57
5000m:15分31秒33
細見 芽生(名城大)
2024年インターハイ(全国高校総体)では1500mで6位(日本人2位)、3000mで5位(日本人トップ)。
10000mで32分01秒91を記録してワールドユニバーシティゲームズ4位、日本インカレ10000mでも日本人トップ。
1500m:4分18秒57
3000m:9分12秒06
5000m:15分48秒14
山本 釉未(立命館大)
昨年の全日本大学女子駅伝で2区区間賞・区間新記録達成。
5000m:15分37秒38
野田 真理耶(大東文化大)
日本インカレ10000m3位(日本人2位)。
5000m:15分37秒46
10000m:33分5秒34
ハーフマラソン:1時間12分1秒
サラ・ワンジル(大東文化大)
日本インカレ女子5000mで15分30秒04の大会新記録を作り2連覇を達成。
同インカレ女子10000mでも31分48秒44の大会新記録で優勝し、長距離の2冠を果たしています。
5000m:15分00秒68
10000m:31分48秒11
田島 愛理(順天堂大)
2025年の日本インカレ女子1500mで学生歴代5位となる4分14秒77の記録で初優勝。
800m:2分9秒01
1500m:4分14秒77
3000m:8分58秒79
5000m:16分01秒90
前田 彩花(関西大)
2025年「日本学生陸上競技個人選手権大会 女子10000m」優勝。FISUワールドユニバーシティゲームズ2025日本代表、女子ハーフマラソン団体優勝。
関西学生駅伝で1区区間新記録。
5000m: 15分57秒37
10000m: 32分42秒02
ハーフマラソン: 1時間11分3秒
全日本大学女子駅伝2025の見どころ
最後に全日本大学女子駅伝2025の見どころを紹介します。
つなぎ区間でミスをしないように
全日本大学女子駅伝は2区と4区がつなぎ区間とされる傾向があります。
1区、3区、5区は各校で力のある選手が配置され、2区、4区は1年生や800mや1500mを得意とする中距離ランナーがよく配置されます。
上位に絡む大学はつなぎ区間でも順位を落としません。
今年の全日本大学女子駅伝はとくに実力が拮抗しているで、ミスをしない走りがポイントです。
ラスト2区間の戦略
全日本大学女子駅伝はラスト2区間が比較的距離のある駅伝です。
5区は9.2kmでエース区間。
6区7.6kmで最終区。
この2区間で順位が大きく入れ替わる可能性があります。
とくに大東文化大学のサラ・ワンジルのように大砲がいる大学は、前半をとにかく粘って、ラスト2区間で勝負という戦略が立てられます。
各校の戦略は優勝争いだけでなく、シード権争いにも関わってくるので、後日発表される区間オーダーに注目しましょう!
10月26日 13:00まで受付

全日本大学女子駅伝2025の注目選手
コメント