軟式野球バットの選び方【自分の体に合ったバットを選ぼう!】

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軟式野球バットの選び方 野球
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野球というスポーツにおける「バット」は超重要な道具。

よいバットを選べなければ、バッティング力は向上せず、野球の楽しさも半減してしいます。

 

よいバットとは?

 

それは「自分の体に合ったバット」です。

プロ野球選手は自分の体の特長や打った感覚(打感)を、バット職人やメーカーに伝え、自分の体に合ったバットをオーダーメイドして使用しています。

 

まず大事なのは、体の特徴の把握です。

 

手の大小、腕の長短、背の高低、そして筋力など、体の特徴は千差万別です。ですから、自分に合うバットは人それぞれです。

 

小学生の時の私は、背が低く(140cmくらい)、筋力もなく、細身の体(35kg程)。どんなバットを使ったかと言えば、比較的重さがあり、ヘッドに重心があるバットでした。

しかも落合博満モデル。

貧弱な私がミスター三冠王と言われた強打者モデルのバットを使用した結果・・・。

 

なんと打率が向上し、長打が打てるようになったのです!

重心がヘッドにある重めのバットを使用することで、遠心力を利用するスイングになり、打球が伸びていく感覚をつかみました。

普通は貧弱な体ならば「軽いバット」と思いがちですが、強打者モデルのバットが私にはドンピシャだったのです。

 

落合博満モデルのバットは、父が誕生日プレゼントとして与えてくれたバットですから、少年時代のとてもよい思い出として残っています。

こうした体験から、「自分の体に合ったバット」を一人でも多くの人に選んでもらい、バッティングの楽しさ、野球の楽しさを実感してほしいです。

 

本記事は、

  • 野球をやってみようと思っている人
  • 野球を始めてバットを買おうと思っている人
  • バット選びに悩んでいる人
  • よいバットを選んで打撃を向上させたい人
  • ホームランをかっ飛ばしたい人

に向けて書いています。

最後まで読んで、自分の体に合ったバットを選ぶ参考にしてください。

※本記事では、軟式野球用のバットの選び方を中心に述べますが、硬式野球用のバット選びにも参考にしていただければと思います。

 

なぜ自分の体に合ったバットを選ぶのか?

自分の体に合うバットを選べると

  • 扱いやすい=バットコントロールが効く
  • 思い切りスイングできる
  • 飛距離が出る

といったメリットがあります。

自分の体に合うバットを選べないとその逆になります。

 

例えば、学校にある竹ぼうきを思い浮かべてください。竹ぼうきで思い切りスイング!(よい子はマネしないでね)。

どうですか?

きっとスイングしにくく、体がもっていかれそうになります。ボールが当たる面積は広そうですが、なんとも扱いにくいです。

 

次にを思い浮かべてください。傘で思い切りスイング!(よい子はマネしないでね)

どうですか?

今度は思い切りスイングできたと思います。竹ぼうきに比べてとても扱いやすくなりました。

竹ぼうきと傘という極端な例を出しましたが、長さや重さ、重心によってバットの扱い方やスイングのしやすさが変わることがわかります。

 

バットが扱いやすくなると、バットコントロールが効き、ボールを捉えやすくなります。

思いっきりスイングできると、スイングスピードが向上し、速い打球を打てたり、遠くまでボールをかっ飛ばしたりできます。

 

次からは自分の体に合ったバットの選び方を述べていきます。

 

自分の体に合った軟式野球バットの選び方

冒頭でも述べたように、体の特徴は千差万別。使い手の体の特徴を把握してバットを選びましょう。

 

軟式野球バットの規定

軟式野球のバットの規定は全日本軟式野球連盟規程細則(公財)に以下のように定められています。

3 バットは、公認野球規則で規定されるもののほか、次による。 

⑴ 一本の木材で作った木製バットのほか、竹片、木片などの接合バットであること。木製については公認制度を適用しない。

⑵ 金属・ハイコン(複合)バットはJ・S・B・Bのマークをつけた公認のものに限る。また、色の制限はないが単色以外の場合は連盟の承認を必要とする。 

⑶ バットの使用区分は、次による。 

ア 少年用と表示されているものは、J号およびD号ボールに使用 

イ 少年用と表示されているもの以外は、M号およびJ号ボールに使用

 

木製バットはプロ野球選手が使用するイメージがありますが、軟式野球でも使用できます。

注意すべきところは、選ぼうとしているバットが

「軟式少年用バット」か?「軟式用バット」か?

です。

 

「軟式少年用バット」は学童、つまり小学生が使います。

「軟式用バット」は中学生以上の軟式野球で使用します。

 

 

軟式野球バットの重さ

軟式少年用バットは、350g~650gと幅があります。

理由は、小学生の体の大きさには差があるからです。小学1年生と小学6年生では大違いです。学年に応じてバットを選ぶ必要があります。

軟式用バットは、650g~800gが平均と言われています。

 

バットの重さとバッティングは大いに関係しています。

ベストな重さは

  • バットコントロールが効く重さ
  • スイングスピードも適切で、飛距離が出る重さ

です。

 

バットが重すぎると、バットを扱えず振り遅れる可能性が大きくなります。逆にバットが軽すぎると、スイングスピードが速くなりますがパワーが弱くなります。

 

自分の体の大きさ、筋力に合った適度な重さのバット選びが重要です。

 

軟式野球バットの長さ

軟式少年用バットの長さは68cm~80cmほど、

一般用の軟式用バットは80cm~85cmほどです。

一般的には「ワキの辺りから指先までの長さ×1.3cm」程度という計算式が有名で、スイングしやすいバットの長さの目安とされています。

 

そして、長めのバットは遠心力が働いて飛距離がアップします。短めのバットはバットコントロール重視です。

目指すバッティングスタイルに合わせてバットの長さを決められるとよいです。

 

ちなみに、大谷翔平選手が使用しているバットの長さは34・5インチ(約87・6cm)と言われ、異例の長尺のバットだそうです。長いバットでパワーアップを狙い、その通りになっていますね。打球速度はメジャーリーグでもトップクラスを誇ります。

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軟式野球バットのグリップの太さ

グリップの太さにも大事なポイントです。

あまり気にしない人もいると思いますが、プロ野球選手は「バットを持った時の感覚」を大切にしています。

 

(ミスター三冠王の落合博満選手は、グリップの感覚を大事にするためバッティンググローブを着用しませんでした)

 

細いグリップは遠心力を利用できるため飛距離を出したい人向け

太いグリップはバットコントロールを重視したい人向けです。

 

また、指でバットを持ちたい人や手のひらで包むようにバットを持ちたい人など、グリップの好みがあると思います。

グリップの太さは手の大きさとも関係しますので、お店に行って実際にバットを持ってみることをおすすめします。

 

軟式野球バットの重心バランス

重心バランスには3つのタイプがあります。

トップバランスミドルバランスカウンターバランス
特徴バットの先端(ヘッド)に重心があるバット。パワー重視。バットの中心に重心があるバット。初心者向き。バットのグリップ側に重心があるバット。
メリット遠心力が増すため、飛距離を伸ばせる飛距離とバットコントロールの両方を重視軽く、バットコントロールが効く。
デメリットバットコントロールが難しい飛距離を伸ばしにくい。商品数が少ない。

同じ重さでも、感じる重みが変わるので購入する前に必ず確認しましょう。

 

軟式野球バットの素材

軟式野球バットは、金属バット・木製バット・複合バットの3種類に分けられます。

金属バット木製バット複合バット
  • 芯が広く、ボールを飛ばしやすい。
  • 比較的安い。
  • 耐久性に優れている。
  • 様々なタイプがある。
  • バットの芯でボールを捉えないと飛距離が伸びない。
  • 重いバットが多く、バッティング練習用として使用。
  • 金属バットや複合バットに比べて飛距離が出ない。
  • 手入れが難しい。
  • 打ちどころによっては折れる可能性がある。
  • カーボンなど複数の素材を使用。
  • 芯の部分にウレタンなどを使用して反発力を高め、ボールの飛距離を伸ばしている。
  • 他の素材に比べて比較的高い価格。
  • 飛距離重視。

 

試合では、金属バット、複合バットを使用し、木製バットは練習用バットとして使用することが多いです。

金属バットや複合バットは、バットによって打感(ボールを打った感触)が異なります。

チームメイトのバットを借りるなどして打感を確かめられるとよいですね。

 

おすすめの軟式野球バット 3選

バット名画像特徴価格タイプ注文ボタン
ビヨンドマックスレガシーメタル(ミズノ)
  • 打率アップ
  • 飛距離も向上
55,000円ミドルバランス公式サイトを見る
MM18(SSK)
  • 重さに幅があり選びやすい
  • バットタイプも選べる
  • 中級者におすすめ
39,600円トップバランス

ミドルバランス

公式サイトを見る
ビヨンドマックス(ミズノ)
  • 平均640gと軽め
  • 飛距離アップ
  • 初心者におすすめ
21,583円トップバランス公式サイトを見る

「ビヨンド」は飛距離アップに貢献する素材でとても人気があります。価格が高めですが、プロ並みの打球をかっ飛ばせます。

 

おすすめの少年用軟式野球バット 3選

バット名画像特徴価格タイプ注文ボタン
ビヨンドマックEVIIN(ミズノ)
  • 74~80㎝
  • 平均520g
  • 軽く、扱いやすい
  • 飛距離アップ
22,860円トップバランス公式サイトを見る
スカイビート31K RB J(SSK)
  • 76~80㎝
  • 550~590g
  • 少し重め
  • 小学校高学年向け
14,785円ミドルバランス公式サイトを見る
ウィルドライブレッド(ミズノ)
  • 平均500g 74㎝
  • バットに慣れたい野球を始めた人向け
  • 比較的安い
10,026円ミドルバランス公式サイトを見る

少年用のバットにもビヨンドがあることに驚きです。「スカイビート31K RB J(SSK)」のデザインは私が子どもの頃(30年前)からあるデザインで、よくお世話になりました。

 

こんなバットもある!トレーニングバット

バット名画像特徴価格注文ボタン
インサイダーバット
  • ドアスイングの矯正
  • スイング軌道の修正
6,280円公式サイトを見る
POWER SLUGGER(パワースラッガー)
  • ヘッドスピードアップ
  • 体全体を使ったスイング
11,999円公式サイトを見る
takebat-1(竹バット)
  • 実打可能のトレーニングバット
  • 素振りだけでなく、ティーバッティング、トスバッティングに使用できる
  • 重いのでパワーがつく
4,900円公式サイトを見る

「パワースラッガー」タイプのトレーニングバットは、スイングを良くするのに有効なバットです。音の良し悪しでスイングの良し悪しがわかるので、子どもにも向いています。

「竹バット」は昔のマスコットバットのイメージでしょうか。重量があるバットですので、しっかり振るには腕力だけではなく体幹も必要です。素振りをするだけで、自然とバッティングに必要な体ができてきます。

 

野球がつまらない理由とは?いや野球は面白い!野球の魅力・楽しみ方

 

いかがでしたか?

草野球で活躍したい人、少年野球を始めてバット選びに悩んでいる人、バッティングに悩んでいる人・・・。

ぜひ自分の体に合ったバットを選び、かっこいいバッティングを目指していきましょう!

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