2026年の箱根駅伝は例年以上に混戦。
本命とされる5校は本当に優勝争いの中心となるのか、それとも下馬評を覆す「伏兵」が現れるのか。
今年は各校にエース級の選手が揃い、区間配置ひとつで流れが大きく変わります。
本記事では、優勝候補とされる大学の戦略を分析し、総合順位の予想をしました。
2026年の正月をもっと楽しむために、今から優勝争いの行方を一緒にチェックしていきましょう!
箱根駅伝2026の日程
往路 2026年1月2日
復路 2026年1月3日
箱根駅伝2026のコース
10区間 217.1km
往路 2026年1月2日107.5km
- 1区 21.3km
- 2区 23.1km
- 3区 21.4km
- 4区 20.9km
- 5区 20.8km
復路 2026年1月3日109.6km
- 6区 20.8km
- 7区 21.3km
- 8区 21.4km
- 9区 23.1km
- 10区 23.0km
箱根駅伝2026の出場校
箱根駅伝2026 シード校
- 青山学院大学 18年連続31回目
- 駒澤大学 60年連続60回目
- 國學院大学 10年連続19回目
- 早稲田大学 50年連続95回目
- 中央大学 9年連続99回目
- 城西大学 4年連続20回目
- 創価大学 7年連続9回目
- 東京国際大学 2年連続9回目
- 東洋大学 24年連続84回目
- 帝京大学 19年連続27回目
箱根駅伝2026 予選会通過校
- 中央学院大学 3年連続25回目
- 順天堂大学 15年連続67回目
- 山梨学院大学 6年連続39回目
- 日本大学 3年連続92回目
- 東海大学 2年ぶり52回目
- 東京農業大学 2年ぶり71回目
- 神奈川大学 3年連続56回目
- 大東文化大学 4年連続54回目
- 日本体育大学 78年連続78回目
- 立教大学 4年連続31回目
大学三大駅伝の結果をおさらい
箱根駅伝の前哨戦である出雲駅伝と全日本大学駅伝の結果を確認しましょう。
出雲駅伝2025の結果
※関東の大学のみ
1位 國學院大学 2時間09分12秒
2位 早稲田大学 2時間09分50秒
3位 創価大学 2時間10分05秒
(4位 アイビーリーグ選抜 2時間10分12秒)
5位 駒澤大学 2時間10分27秒
6位 城西大学 2時間10分41秒
7位 青山学院大学 2時間10分52秒
8位 帝京大学 2時間11分32秒
9位 東洋大学 2時間12分06秒
10位 中央大学 2時間12分43秒
11位 東京国際大学 2時間16分33秒
出雲駅伝は國學院大学が2連覇を果たしました。健闘したのが早稲田と創価。駒澤、青学、中央は流れに乗れませんでした。
出雲駅伝2025 優勝候補と順位予想!出場校と見どころも解説!
全日本大学駅伝2025の結果
※関東の大学のみ
1位 駒澤大学 5時間6分53秒
2位 中央大学 5時間8分54秒
3位 青山学院大学 5時間9分28秒
4位 國學院大学 5時間9分45秒
5位 早稲田大学 5時間10分21秒
6位 帝京大学 5時間10分56秒
7位 創価大学 5時間11分56秒
8位 順天堂大学 5時間14分33秒
9位 城西大学 5時間15分26秒
10位 日本大学 5時間15分37秒
11位 日本体育大学 5時間15分51秒
12位 東海大学 5時間17分16秒
13位 大東文化大学 5時間18分27秒
14位 立教大学 5時間18分51秒
15位 中央学大学 5時間19分52秒
駒澤大学が2年ぶりに優勝。2位中央、3位青学。
出雲駅伝で流れを失った3チームが全日本で上位3つに入るのですから大学駅伝は面白いですね。
全日本大学駅伝2025 優勝候補と順位予想!出場校と見どころも解説!
箱根駅伝2026優勝候補は5校!
どのメディアも5校を優勝候補に挙げるであろう2026年の箱根駅伝。
私も同じく5校を挙げますが、各校の戦略を推測してみました。
駒澤大学
全日本を制した駒澤大学。エース・佐藤圭太がこのレースで復活したのは好材料。
伊藤蒼唯、帰山侑大、山川拓馬と力のある4年生が強みです。
全日本では1区で小山翔也が流れを作った走りも大きく、村上響、谷中晴、桑田駿介と力のあるランナーが揃ってきました。
駒澤は4年生の区間配置に注目。
例年の配置を見ると1区・帰山、5区・山川、6区・伊藤が考えられますが、伊藤は往路に起用した方がという声も聞こえてきます。
2区を誰が走るか?
「2区はエースが走る」となれば佐藤圭太ですが、今年はケガの影響で練習を積めていないように見えるので、どうでしょうか?ただ、前回の箱根駅伝では復帰レースで7区区間賞でしたから、多少の心配はあってもレースに合わせてくるのが佐藤です。前回よりかは練習を積んでいるとなると…。
駒澤は選手に力があるだけに、やはり監督の采配・区間配置がカギになりそうです。
駒澤大学のエントリー
伊藤 蒼唯④
帰山 侑大④
佐藤 圭汰④
森重 清龍④
山川 拓馬④(主将)
植阪 嶺児③
小山 翔也③
新谷 倖生③
村上 響③
安原 海晴③
桑田 駿介②
坂口 雄哉②
菅谷 希弥②
谷中 晴②
篠 和真①
牟田 凜太①
青山学院大学
出雲・全日本では惨敗の青学。
例年に比べて粘り強さが少し足りないように感じるのは私だけでしょうか?
それでも全日本では、大学駅伝初出場の佐藤有一が5区・4位、飯田翔大が6区・区間賞と、箱根でも計算できる選手が出てきました。
前回の箱根駅伝では太田蒼生、若林宏樹、野村昭夢とザ・箱根が大躍動しました。この3選手が抜けたのは大きな戦力ダウンです。
それでも青学を優勝候補に挙げるのは、1月2・3日へのピーキングと勝ち方を知っているからです。
原監督のことですから、5区・6区の対策はバッチリしていると思います。誰が走るかは全くわかりませんが…。
もしかすると、黒田朝日の5区もあるのではと思っています。
青山学院大学のエントリー
荒巻 朋熙④
宇田川 瞬矢④
黒田 朝日④(主将)
佐藤 有一④
塩出 翔太④
鳥井 健太③
中村 海斗③
平松 享祐③
飯田 翔大②
遠藤 大成②
小河原 陽琉②
折田 壮太②
佐藤 愛斗②
石川 浩輝①
上野山 拳士朗①
松田 祐真①
中央大学
出雲10位から全日本で2位とジャンプアップした中央。
溜池一太と吉居駿恭の4年生エースの印象が強いチームですが、チーム全体に力が備わってきています。勢いでは青学を上回っている感じが。
全日本で柴田大地が復活したのも大きく、本間颯、鈴木耕太郎、藤田大智と3年生の戦力が充実しています。2年生にも岡田開成、佐藤大介、並川颯太と力のあるランナーがいるので、区間配置がバッチリはまり、山を克服できれば総合優勝をしてもおかしくはない戦力です。
前回は1区・吉居、2区・溜池、3区・本間、4区・白川、5区・園木でした。5区の園木以外は今回も在籍。
前回と同じ先行逃げ切りの区間配置で来るのか、それとも…。
中央大学のエントリー
折居 幸成④
白川 陽大④
溜池 一太④
吉居 駿恭④(主将)
吉中 祐太④
佐藤 蓮③
柴田 大地③
藤田 大智③
本間 颯③
岡田 開成②
佐藤 大介②
七枝 直②
並川 颯太②
辻 誉①
濵口 大和①
三宅 悠斗①
早稲田大学
出雲2位、全日本では5位の早稲田。
今年はどの駅伝も優勝候補に挙げられるほど注目度が増していますが、箱根ではどうか?
出雲ではキャプテン・山口智規が、全日本では山の名探偵・工藤慎作が爆走しました。工藤は早稲田の先輩・渡辺康幸が95年に記録した56分59秒を5秒更新しました。
箱根に目を向けると、全体的にレベルアップしていますが、まだエースの二人に頼っている面が否めません。ただ出雲、全日本を見ているとレースを組み立てられるチームになりつつあると感じています。
全日本1区で区間2位の間瀬田純平は箱根でも1区に入り、2区・山口智規、5区・工藤慎作の区間配置を想定。
そうすると早稲田のポイントは3区・4区かと思います。
3区・4区がポイントなのは早稲田だけではないのですが、早稲田は特にです。
前回は3区・山口竣平(区間3位)、4区・長屋匡起(区間8位)でした。
山口峻平は今年の出雲・全日本は未出走なのが気になるところですが、反対に出雲・全日本の両方に出走したスーパールーキー・鈴木琉胤が3区・4区に起用される可能性は高いと思います。
早稲田が総合優勝するには、戦力的に見て往路優勝&逃げ切りが必須。
往路に主力を集めたオーダーになりそうです。
早稲田大学のエントリー
伊藤 幸太郎④
間瀬田 純平④
宮岡 凜太④
山口 智規④(主将)
工藤 慎作③
小平 敦之③
武田 知典③
宮本 優希③
山﨑 一吹③
瀬間 元輔②
山口 竣平②
吉倉 ナヤブ直希②
佐々木 哲①
鈴木 琉胤①
多田 真①
堀野 正太①
國學院大学
出雲駅伝二連覇の勢いで全日本も制するかに見えた國學院ですが、全日本はまさかの4位。2区・辻原輝(区間9位)と7区・青木瑠郁(区間9位)が本来の走りから遠い印象がありました。
しかし、1区・尾熊迅斗が区間3位、3区・野中恒亨は留学生との争いを制して区間賞、その他の選手も区間上位であり、やはり力はあります。
駒澤と同様に力のある選手が多いだけに、区間配置がかなり重要。
1区は全日本の走りからすると尾熊か。野中は留学生と渡り合えることから2区はほぼ確実。國學院にとって鬼門の5区は、前回も走った高山豪起と予想。
そうすると、辻原、青木、飯國新太、浅野結太らを3・4区でしょうか。
往路に主力をつぎ込むのか?それとも総合優勝を狙い、復路にも主力を残した布陣にするか?
区間配置が嚙み合えば総合優勝の可能性も。
國學院大学のエントリー
青木 瑠郁④
上原 琉翔④(主将)
嘉数 純平④
高山 豪起④
後村 光星③
辻原 輝③
永田 智基③
野中 恒亨③
吉田 蔵之介③
浅野 結太②
飯國 新太②
岡村 享一②
尾熊 迅斗②
鼻野木 悠翔②
髙石 樹①
野田 顕臣①
箱根駅伝2026の順位予想
順位は以下を予想します!
- 駒澤大学
- 中央大学
- 青山学院大学
- 國學院大学
- 早稲田大学
- 創価大学
- 城西大学
- 東京国際大学
- 順天堂大学
- 中央学院大学
- 帝京大学
- 東洋大学
- 山梨学院大学
- 日本大学
- 大東文化大学
- 日本体育大学
- 東海大学
- 東京農業大学
- 神奈川大学
- 立教大学
エース・山・総合力を見て駒澤大学が優勝すると予想。
中央・國學院・青学は山次第。特に5区への期待感が少し弱いように感じます。
早稲田はエースと山は期待できますが、その他の区間ではどうか。
シード権争いも熾烈ですね。
5強という展望だと、残りのシード権枠は5つ。
留学生がいる創価・城西・東京国際はレース序盤で上位争いに絡み、そのままシード権を獲得すると予想。
予選会と全日本の流れから順天堂、予選会で圧倒的に強かった中央学院が躍進。
東洋や帝京といった名門校がまさかのシード落ちの可能性もあるのかなと(いやこの2校は大丈夫という気持ちも)。
箱根駅伝2026 最新情報!
ここでは箱根駅伝2026に関する最新情報を掲載します。
どのチームに勢いがあるかを最終チェックしていきましょう。
上尾ハーフマラソン
青木 瑠郁(國學院) 1:00:42
桑田 駿介(駒澤) 1:00:48
西村 真周(東洋) 1:01:18
原 悠太 (帝京) 1:01:20
菅谷 希弥(駒澤) 1:01:21
野田 顕臣(國學院) 1:01:27
嘉数 純平(國學院) 1:01:28
白川陽大(中央) 1:01:33
松井 海斗(東洋) 1:01:40
髙田 眞朋(日本) 1:01:55
八王子ロングディスタンス(10000m)
スティーブン・ムチーニ(創価3年) 27分34秒32
野中 恒亨(國學院3年) 27分36秒64
岡田 開成(中央2年) 27分37秒06
本間 颯(中央3年) 27分45秒05
ジェームス・ムトゥク(山梨学院4年) 27分56秒56
吉居 駿恭(中央4年) 28分32秒82
MARCH対抗戦(10000m)
黒田朝日(青学4年) 27分37秒63
折田壮太(青学2年) 27分43秒92
宇田川瞬矢(青学4年)27分49秒90
飯田翔大(青学2年) 27分51秒51
佐藤愛斗(青学2年) 27分55秒93
藤田大智(中大3年) 27分40秒50
溜池一太(中央4年) 27分52秒18
濵口大和(中央1年) 27分53秒85
いかがでしたか?
箱根駅伝は他の駅伝とは異なり、かなり特殊な駅伝です。
距離が長く、山もある。
その特殊性を攻略した大学が優勝します。
最後に以下のアンケートで、あなたの優勝予想を聞かせてください。
アンケート:あなたの優勝予想を聞かせてください!
12月10日以降にアンケートしようと思いましたが、早くアンケートに答えたい!という人が多いので優勝予想アンケートを実施します(11/13~)
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