球春到来を告げるプロ野球のキャンプが2月1日からスタートします。
プロ野球ファンはこの時期からワクワクが膨らんでいきます。
今回の記事では、プロ野球のキャンプの目的やキャンプ地、そして2024年プロ野球キャンプの注目ポイントを紹介します。
そもそもプロ野球のキャンプとは？
プロ野球のキャンプには主に次の目的があります。
一年間戦うための体作り
選手は一年間戦い抜くための体力と技術をキャンプで鍛えます。キャンプの時期が一番練習ができる時期です。若手の選手はキャンプから力をアピールすることでレギュラー獲得を狙い、実力のあるベテラン選手はコンディションが開幕に合うように調整していきます。
チームの戦術の確認
攻撃ではどんな戦術をするかをチームで確認します。例えば、バントやヒットエンドランなどの小技を絡めるのか、進塁打OKで打っていくのか、それによって練習の目的が変わってきます。
守備では、キャッチングやスローイングの技術を高めるのはもちろんのこと、サインプレーや守備シフトなどのチームプレイを確認します。
選手と指導者の関係作り
監督・コーチが思い描いている野球を選手が体現していけるチームは強いです。ですから、この時期に監督・コーチはチームのビジョンを明確に打ち出して選手を指導し、信頼関係を築いていきます。それがチームの一体感を形成することにもつながります。
2024年プロ野球12球団のキャンプ地一覧
プロ野球のキャンプは沖縄や九州などの暖かい地域で開催されます。
セリーグ
阪神タイガース 沖縄
一軍 「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」
ファーム 「うるま市具志川野球場」
広島カープ 宮﨑・沖縄
一軍 日南キャンプ 2月1日(木）～2月13日(火)
沖縄キャンプ 2月15日(木）～2月27日(火)
二軍 広島キャンプ(大野練習場) 2月1日(木）～2月4日(日)
日南キャンプ 2月6日(火）～2月27日(火)※2/6～2/13まで東光寺球場
横浜DeNAベイスターズ 沖縄
A班「ユニオンですからスタジアム宜野湾」
B班「名瀬運動公園奄美川商球場」
読売ジャイアンツ 宮﨑・沖縄
一軍 「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」ほか ２月１日(木)～２月14日(水)
「沖縄セルラースタジアム那覇」ほか２月16日(金)～２月28日(水)
二軍 「ひなたひむかスタジアム」ほか
三軍 「高城運動公園野球場」ほか
ヤクルトスワローズ 沖縄・宮﨑
一軍 「ANA BALL PARK 浦添」
二軍 「西都原（さいとばる）運動公園野球場」
中日ドラゴンズ 沖縄
一軍 「Agreスタジアム北谷」
二軍 「オキハム読谷平和の森球場」
パリーグ
オリックスブルーウェーブ 宮﨑
Aグループ 「宮崎市清武総合運動公園（SOKKENスタジアム）」
Bグループ 「宮崎市清武総合運動公園（清武第2野球場）」
福岡ソフトバンクホークス 宮﨑
「宮崎市生目の杜運動公園」
千葉ロッテマリンズ 沖縄
「石垣島 石垣市中央運動公園野球場」
「沖縄県糸満市 糸満市西崎総合運動公園」
東北楽天ゴールデンイーグルス 沖縄
一軍「金武町ベースボールスタジアム」
二軍「久米島野球場」「大王谷運動公園野球場（宮﨑）」
西武ライオンズ 宮﨑・高知
A班「宮崎県日南市南郷中央公園」
B班「高知県立春野総合運動公園」
北海道日本ハムファイターズ 沖縄
一軍「タピックスタジアム名護（名護市営球場）」
ファーム「かいぎんスタジアム国頭」
2024年プロ野球キャンプの注目ポイント
ここからはマーの注目ポイントを紹介します。
我らが読売ジャイアンツの注目ポイント
阿部新監督新体制は？
ジャイアンツは阿部慎之介が監督に就任しました。ヘッドコーチから監督なので、キャンプなどの練習内容はあまり変化がないと思いますが、気になるのは戦術面です。
キャッチャー出身の監督ですから、ゲームの流れをしっかりと読んだ野球をやるのではと思います。まずは、内海哲也投手コーチと共に昨年セリーグ5位の防御率3.39を2点台にするディフェンスの部分を強化してほしいです。
そして、二岡智宏ヘッドコーチがチームをどのように作っていくかも注目です。2000年代のジャイアンツを作ってきた人達が新しいジャイアンツを作っていくのが楽しみです。
期待の若手
野手では門脇誠、秋広優人、岡田悠希に期待しています。
門脇誠は昨シーズンはディフェンスで貢献。坂本勇人をサードにコンバートさせるほどですから、ほぼレギュラーです。今シーズンは1・2番の打順で出塁率を高め、得点力に貢献してほしいです。
昨シーズン大ブレークした秋広優人。昨シーズン中盤まで3割をキープしていたのは見事でした。他球団のマークも厳しくなる今シーズンは、実力を試されるシーズンになるでしょう。キャンプでさらに力を開花させてほしいです。
岡田悠希は3年目のシーズン。昨シーズンはプロ初ホームランを放ちました。私自身すごく期待しているのですがなかなか難しいようです。ジャイアンツの外野陣は高齢化が進んでいるので、レギュラーを獲得するチャンスはあると思います。秋広と共にレギュラーを獲得してほしいです。
投手では大勢と山崎伊織。
優勝にはクローザーを固定することが必須です。大勢の復活を待ち望んでいるファンも多く、大勢の復活がジャイアンツの命運を握っていることは間違いないです。
そして、山崎伊織は昨シーズンは10勝をマーク。10勝した次のシーズンは難しいシーズンになりがちですが、今シーズンは昨シーズン以上の勝ち星を期待したいところです。
他球団の注目ポイント
今江敏晃新監督（楽天）の指導方針は？
マーと同世代の方は、今江と言えば「ロッテの選手」という印象が強いのではないでしょうか。
引退時のチームは楽天で、その後同チームのコーチを歴任しました。今江監督はロッテが強かった時代の中心選手で、日本シリーズでもMVPを獲得しています。WBCにも出場していました。
どんな野球を掲げるのか？とても興味があります。石井一久前監督とは大きく変わりそうな気がします！
ドラフトでの新戦力は？
ドラフトの新人選手は未知数なので正直何も書けません。
近年は大学生・社会人の即戦力がいきなり活躍することが多くなりました（昨年は阪神の森下翔太など）。
そんな中、私はソフトバンク1位入団した前田悠伍（大阪桐蔭高校）に注目します。昨年の夏の甲子園は不出場でしたが、最速148kmのストレートにキレのあるカーブとチェンジアップはプロ級です。野球ファンとして早く1軍に上がってほしいと願っています。
前田悠伍選手のピッチングはこちらの動画を参照に！
侍ジャパンチャンネル
昨年はWBCキャンプで盛り上がりましたが…
昨年はWBCキャンプで熱かったですが、今年は12球団のキャンプを落ち着いて見ていけます。どんな選手が現れるか？レギュラーに名乗りを上げるのは誰か？移籍した選手は活躍するのか？など、いろいろなところに注目をして見ていきましょう！
野球好きの方・野球に興味のある方はこちろの記事もご覧ください。
これからも野球の楽しさ・おもしろさを伝えられる記事を書いていきます！
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