名古屋ウィメンズマラソン2025は、世界陸上東京大会の代表選考レースとして大きな注目を集めています。
日本人選手にとっては、参加標準記録2時間23分30秒を突破し、代表の座をつかむ重要な一戦。
大阪国際女子マラソンで好記録を残した選手との争いにも注目です。
さらに、新谷仁美選手や加世田梨花選手といった注目のランナーがどんな走りを見せるのか、世界トップクラスの海外勢との対決も見逃せません!
はじめに:名古屋ウィメンズマラソン2025の開催概要
名古屋ウィメンズマラソンの開催日
2025年3月9日(日)
9:10スタート
名古屋ウィメンズマラソンのコース概要
名古屋ウィメンズマラソンコース
【バンテリンドーム ナゴヤ発着、日本陸上競技連盟、WA/AIMS公認コース】
名古屋ウィメンズマラソンは、バンテリンドームナゴヤを出発し、名古屋の名所を巡るコースです。
スタートから10kmまでは下り基調かつ直線的なコースで、レースの流れに乗れるかがポイントです。
10km以降は少し上り坂となるが、コース全体の高低差は20m以内と比較的アップダウンが少ないため、好タイムが期待できます。
参考:名古屋ウィメンズマラソン「コース」https://womens-marathon.nagoya/course/
近年の優勝記録
2024年 安藤 友香(ワコール) 2時間21分18秒
2023年 ルース・チェプンゲティッチ(ケニア) 2時間18分08秒
鈴木 亜由子(JP日本郵政G) 2時間21分52秒
2022年 ルース・チェプンゲティッチ(ケニア) 2時間17分18秒
安藤 友香(ワコール) 2時間22分22秒
名古屋ウィメンズマラソン2025の見どころ
ここでは名古屋ウィメンズマラソンの見どころを紹介します。
東京世界陸上の代表選考レース
2025年、東京で世界陸上が開催されます。
名古屋ウィメンズマラソンは世界陸上の代表選考レースです。
参加標準記録は2時間23分30秒。
この記録が日本人選手のターゲットになります。
もう一つの選考レースである大阪国際女子マラソンでは、小林香菜選手(大塚製薬)が2時間21分19秒、鈴木優花選手(第一生命グループ)が2時間21分33秒を記録しました。
その結果、現時点で参加資格を所有している選手は以下のとおりです。
- 前田穂南 2時間18分59秒(大阪2024)
- 細田あい 2時間20分31秒(ベルリン2024)
- 松田瑞生 2時間20分42秒(ベルリン2024)
- 安藤友香 2時間21分18秒(名古屋2024)
- 小林香菜 2時間21分19秒(大阪2025)
- 鈴木亜由子 2時間21分33秒(名古屋2024)
- 鈴木優花 2時間21分33秒(大阪2025)
- 新谷仁美 2時間21分50秒(東京2024)
- 加世田梨花 2時間22分11秒(名古屋2024)
多くの選手が参加標準記録を突破していますね。
代表枠は最大3枠ですので、絞るのが大変そうですが、選考大会で参加標準記録を突破した選手の中から記録、順位などを総合的に判断し、本大会(世界陸上)で活躍が期待されると評価された選手が選ばれるようです。
2024年の大阪、名古屋、東京はパリオリンピック代表選考に重きが置かれていたので、今年(2025年)開催される大阪と名古屋の結果に重きが置かれるでしょう。
大阪を走った小林選手、鈴木選手を上回る走りを名古屋で走る選手は見せなければなりません。
名古屋ウィメンズマラソン2025 注目の日本人選手
ここでは、名古屋ウィメンズマラソンの注目選手を紹介します。
新谷 仁美(積水化学)
自己ベスト2時間19分24秒(日本歴代3位)
10000m(30分20秒44)、ハーフマラソン(1時間06分38秒)の日本記録保持者。
クイーンズ駅伝2024は5区区間3位。
年齢的にはベテランの領域ですが、個人的にまだまだ衰えていないと見ています。
悲願のマラソン日本記録へ。
加世 田梨花(ダイハツ)
自己ベスト2時間21分55秒。
2月の丸亀ハーフマラソンでは1時間07分53秒の日本歴代4位の好記録をマーク。
先日、小林歩選手(NTT西日本)との結婚を発表し、直後の快記録に「新婚パワー」「まだ強くなるね」などと称賛の嵐。
競技生活も新婚生活も上昇気流です。
前回の世界陸上(ブダペスト世界選手権2023)では19位という結果に。
2大会連続の出場を果たし、リベンジのチャンスを掴む走りができるか注目です。
佐藤 早也伽(積水化学)
自己ベスト2時間22分13秒。
ブダペスト世界選手権では20位という結果に。
2大会連続の世界陸上日本代表を目指します。
クイーンズ駅伝2024では3区区間6位。
私生活では昨年結婚しました。
個人的には、加世田選手との新婚さん対決に注目しています。
マラソンでは未勝利なだけに、優勝の快走を見せてほしいです。
五島 莉乃(資生堂)
10000m30分53秒、ハーフ1時間08分03秒(日本歴代5位)。
パリオリンピック10000m日本代表(18位)が満を持してマラソン初挑戦です。
クイーンズ駅伝2024では3区区間賞と、エース区間で実力を発揮しました。
現在の女子マラソンランナーで一番スピードがあると見ています。
問題はレース後半のスタミナ。
近年、男子では初マラソン記録が続出しているだけに、期待が膨らみます。
※初マラソン日本記録は安藤友香選手の2時間21分36秒(名古屋2017)
川村 楓(岩谷産業)
川村選手は2月に2週連続でハーフマラソンに出場し、丸亀国際ハーフマラソンでは1時間08分58秒と自己記録を更新し、全日本実業団ハーフマラソンでは1時間09分50秒をマークしました。
昨年初マラソンで2時間25分44秒を記録し、今回の名古屋は2度目のマラソン。
初マラソンのときは40km走といった距離を踏む練習をしなかったそうですが、今回は40km走を実施して参戦する予定。
クイーンズ駅伝では3区区間4位、全国都道府県対抗女子駅伝では9区で2年連続区間賞を獲得したスピードを生かした走りを見せるか注目です。
名古屋ウィメンズマラソン2025 注目の海外選手
シェイラ・チェプキルイ(ケニア)
自己ベスト2時間17分29秒
昨年の11月に行われたニューヨークシティマラソンの優勝者。
ルティ・アガ(エチオピア)
自己ベスト2時間18分09秒
東京マラソン2019の優勝者。
名古屋ウィメンズマラソン2025に関する追加情報
追加すべき情報をこちらに掲載します。
まとめ
名古屋ウィメンズマラソン2025は、世界陸上東京大会の代表選考を兼ねた大一番です。
大阪国際女子マラソンで好記録を出した選手たちに加え、新谷仁美選手や加世田梨花選手ら実力者が名古屋でどんな走りを見せるのかに注目が集まります。
代表の座を懸けた熾烈な戦いの行方は?
名古屋の42.195kmを駆け抜ける選手たちのドラマを、ぜひ見届けましょう!
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