ニューイヤー駅伝2024の出場チーム・優勝候補を予想!

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ニューイヤー駅伝2024 出場チーム 優勝候補 マラソン・駅伝
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ニューイヤー駅伝を見て、新年の始まりを実感する人は多いのではないでしょうか?

元日から駅伝を見る人は相当な駅伝マニアです(笑)。

翌日にある箱根駅伝の影になりがちなニューイヤー駅伝。少しでも興味をもってもらえたらと、今回はニューイヤー駅伝2024の出場チームと優勝候補、そして見どころを紹介します。

ニューイヤー駅伝2024の出場チーム

東日本

  • 富士通      4年連続33回目
  • Honda       40年連続41回目
  • ロジスティード  12年連続12回目
  • SUBARU     3年連続23回目
  • ヤクルト     11年連続44回目
  • サンベルクス   4年連続6回目
  • Kao        9年連続61回目
  • コモディイイダ  5年連続5回目
  • プレス工業    4年ぶり12回目
  • 埼玉医大グループ 2年連続3回目
  • 富士山の銘水   初出場
  • NDソフト     3年ぶり3回目
  • コニカミノルタ  39年連続49回目
  • JR東日本     6年連続18回目
  • GMOインターネットグループ5年連続5回目

北陸

  • YKK        32年連続34回目

中部

  • トヨタ自動車   35年連続45回目
  • トヨタ紡織    27年連続27回目
  • 愛三工業     23年連続23回目
  • 愛知製鋼     2年連続39回目
  • 中央発條     10年連続41回目
  • NTN       3年連続59回目
  • トーエネック   12年連続14回目

関西

  • NTT西日本    16年連続59回目
  • SGホールディングス 29年連続30回目
  • 住友電工     7年連続10回目
  • 大塚製薬     4年連続29回目
  • 大阪府警     2年ぶり11回目
  • 大阪ガス     2年連続11回目

中国

  • 中国電力     32年連続32回目
  • マツダ      22年連続59回目
  • 中電工      28年連続28回目
  • JFEスチール   5年連続47回目

九州

  • 黒崎播磨     13年連続36回目
  • 旭化成      38年連続61回目
  • トヨタ自動車九州 15年連続22回目
  • 九電工      49年連続55回目
  • 安川電機     34年連続46回目
  • 三菱重工     15年連続28回目
  • ひらまつ病院   3年ぶり5回目
  • 西鉄       3年連続20回目

 

今大会の見どころは、コース変更!

ニューイヤー駅伝 ゴール 群馬県庁前

スタート・フィニッシュ地点の群馬県庁前 本人撮影

今大会からコースが変更されました。

  • 前回までの第2区と第3区が合体して、第2区が長くなった。
  • 前回まで最長区間だった第4区が、第3区・第4区となった。
  • 外国人ランナーが走れるインターナショナル区間は第4区になった。

 

今大会のコース 公式サイトより

  • 第1区 群馬県庁 ~ 高崎市役所 (12.3km)
  • 第2区 高崎市役所 ~ 伊勢崎市役所 (21.9km)
  • 第3区 伊勢崎市役所 ~ 三菱電機群馬製作所(15.4km)
  • 第4区 三菱電機群馬製作所 ~ 太田市役所 ( 7.8km)※
  • 第5区 太田市役所 ~ 桐生市役所 (15.8km)
  • 第6区 桐生市役所 ~ 伊勢崎市西久保町 (11.2km)
  • 第7区 伊勢崎市西久保町 ~ 群馬県庁 (15.6km)

※外国人選手が出場可能な区間

見直し前後の比較表(PDFファイル)

 

第2区がエース区間に

従来の第2区はインターナショナル区間であり、第1区で遅れたチームは遅れを取り戻そうとし、第1区で良いスタートを切れたチームは引き離したい区間でした。毎年第1区の選手は団子状態でラストスパートをし、団子状態のままタスキ渡しをしていて、転倒しないかとヒヤヒヤして見ていました。その流れで外国人ランナーが走る第2区(インターナショナル区間)でしたので、1区・2区はスピード感に溢れていました。

ところが、コース変更により第2区は最長区間となり、インターナショナル区間ではなくなりました。そうなると、第2区に各チームのエースが投入される可能性が高いです。前回大会までの第4区にあたる感じです。

「エース区間が変わっただけ」と思いがちですが、駅伝の流れにおいては重要なコース変更です。

第1区の団子状態を第2区を走るエースたちが背負って走る可能性が高くなります。いくつかの集団を形成しながら、第2区は進んでいくのではないでしょうか。集団を作ってペースアップできれば、いい流れに乗っているといえます。

つまり、第1区で出遅れると、後方の集団で走らなくてはいけなくなり、第1区の重要性がこれまで以上に増します。

箱根駅伝で1区・2区を重要視する傾向と同じことがニューイヤー駅伝にも言えそうです。

 

インターナショナル区間の第4区が駅伝の流れを変える

第4区は7.8kmのインターナショナル区間となりました。1区〜3区までの流れが良くも悪くも変わる可能性が大きいです。外国人ランナーの調子が良ければ大きくジャンプアップできますが、調子が悪ければ順位を大きく落とす可能性もあります。

特に、第4区の後半に入る高林の交差点が大事なポイントになります。高林の交差点を曲がると、ランナーは北へ向かって走ることになり、群馬名物「からっ風」「赤城おろし」との戦いが始まります。

「外国人ランナーが強い向かい風を受けて走る。」

今までのニューイヤー駅伝には無かった状況です。

走り方によっては向かい風をまともに受けて推進力が失われる外国人ランナーが出てきそうです。これまでのインターナショナル区間のように、「タスキを受けたらほぼダッシュして走り切り、タスキを渡す」みたいにはなりにくいと想定します。

前半を抑えて走り、後半の北風に備える走りとなると、外国人ランナーがもつスピードが失われるのではないでしょうか。

外国人ランナーが北風にどう立ち向かうのか?

レースがどのように変化するか?

今回のコース変更が例年以上の混戦をもたらすかもしれません。

 

ニューイヤー駅伝2024優勝候補チーム

ニューイヤー駅伝2023 優勝 Honda

前回優勝のHonda

写真はスポーツ報知より引用

前回(第67回)のニューイヤー駅伝の結果

  • 優勝 Honda(東日本)
  • 2位 富士通(東日本)
  • 3位 トヨタ自動車(中部)
  • 4位 三菱重工(九州)
  • 5位 GMOインターネットグループ(東日本)
  • 6位 SGホールディングス(関西)
  • 7位 SUBARU(東日本)
  • 8位 中電工(中国)

 

前回王者、Honda

東日本予選(カッコ内は区間順位)では、森凪也(3)、イェゴン・ヴィンセント(7)、丹所健(4)、小袖英人(3)、青木涼真(3)、川瀬翔矢(9)、中山顕(1)とタスキを繋ぎ、2位でした。

青木、川瀬、中山は前回のニューイヤー駅伝でも活躍し、特に青木は難コースと呼ばれる第5区で区間賞を獲得しました。

注目はヴィンセントと丹所の東京国際大学コンビ。この2人の加入は大きな戦力アップです。そして、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)優勝の小山直城。前回のニューイヤー駅伝では、井上大仁に競り勝つ走りを見せました。

戦力が充実しているHonda。連覇は確実か?!

 

東日本1位、富士通

東日本予選をトップ通過。東日本予選のメンバーは松枝博輝(10)、キメリ・べナード(2)、坂東悠汰(8)、塩尻和也(1)、横手健(1)、伊豫田達弥(1)、椎野修羅(2)でした。

その他に浦野雄平、塩澤稀夕、飯田貴之など実力者揃いです

中村匠吾や鈴木健吾の走りも見たいですが、マラソンに専念?すると思います。とにかく選手層の厚さはナンバー1です。となると、区間配置が悩ましいところです。

 

戦力が充実、トヨタ自動車

前回大会3位のトヨタ自動車。キャプテンの服部勇馬は中部予選を4年ぶりに走り、前回のニューイヤー駅伝を含めて元気な姿を見せています。

注目選手は太田智樹と田澤廉。

太田は近年の成長著しく、トヨタ自動車のエースです。前回のニューイヤー駅伝では第3区区間賞、今回の中部予選でも区間賞をとり、チームを1位に押し上げました。

田澤は昨年まで駒澤大学に所属し、大学駅伝3冠の立役者となった選手。ニューイヤー駅伝に初参戦ですが、まず出場するかが注目です(個人的には出場してほしい)。

その他に、ニューイヤー駅伝を知り尽くしているビダン・カロキや西山雄介、初マラソン日本最高記録の西山和也もおり、Hondaとともに戦力が充実しているチームです。

 

不気味な存在、GMOインターネットグループ

東日本予選では、チームの底上げを狙ったメンバー(千明龍之佑(24)、フィリップ・ムルワ(17)、岸本広紀(15)、小野知大(14)、嶋津雄大(18)、渡邉利典(20)、村山絋太(7))で望み、MGC特権(完走すれば本戦出場)で出場を決めました。

予選を走ったメンバー以外に下田裕太、林奎介、森田歩希、吉田祐也といった青山学院大学の卒業生がいます。

メンバー的に毎年優勝候補に挙げられながら、実力を発揮できていないのが残念です。不気味な存在であることには間違いないのですが。各選手の状態をピークに合わせ、区間配置がハマれば…。

 

マラソン力を駅伝力に、三菱重工 

前回大会4位の三菱重工。井上大仁、山下一貴はマラソンで結果を残しており、この2人が三菱重工の軸です。

林田洋翔はハーフマラソンで1時間00分38秒の記録があり、比較的長めの距離にも対応できます。

5000mや10000mなどのトラック競技で活躍するスピードランナーが少ないのが難点ですが、戦力的には充実しています。

 

いかがでしたか?

2024年はオリンピックイヤーで、選手のモチベーションや走力などが高い状態にあり、ハイレベルな戦いが期待できます。コース変更によるさらなる混戦の可能性もあります。

どんな駅伝になるか楽しみですね。

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