世界中のランナーが憧れる「ワールドマラソンメジャーズ」のひとつ、東京マラソン。
2026年大会の開催が近づくにつれ、ランナーたちのボルテージも高まっています。都心の主要名所を駆け抜けるこの大会は、市民マラソンの枠を超え、世界トップクラスのアスリートが集結する最高峰の舞台です。
本記事では、東京マラソン2026を120%楽しむための情報を網羅しました。注目の招待選手から、自己ベスト更新を狙うためのコース攻略法、さらには非常に狭き門として知られるエントリーの仕組みや倍率まで詳しく解説します。
初めてエントリーをした人はもちろん、沿道での応援を楽しみにしている人も、来年東京マラソンを走ってみたい人も、ぜひ最後まで記事を読んで、必要な情報をチェックしてください。
東京マラソン2026の開催日
東京マラソン2026の開催日は3月1日(日)、スタート時間は9時10分です
スタート地点は西新宿の「東京都庁前」で、数万人のランナーが一斉に駆け出す光景は圧巻の一言に尽きるでしょう。フィニッシュ地点は「東京駅前・行幸通り」です。歴史的建造物を背景にゴールテープを切る瞬間は、何物にも代えがたい感動をランナーに与えてくれます。
また、制限時間が7時間と長く設定されている点も、東京マラソンが愛される理由の一つです。この設定により、フルマラソン初挑戦のビギナーやファンランを楽しみたいランナーでも、完走の喜びを味わえる可能性がぐっと高まっています。
ただし、各チェックポイントには関門時刻が設定されているため、ペース配分が重要です。
東京マラソン2026 注目の招待選手
大迫 傑(LI-NING)
2時間04分55秒(2025年、日本記録)
鈴木 健吾(横浜市陸協)
2時間04分56秒(2021年)
近藤 亮太(三菱重工)
2時間05分39秒(2025年)
市山 翼(サンベルクス)
2時間06分00秒
小山 直城(Honda)
2時間06分33秒
西山 和弥(トヨタ自動車)
2時間06分45秒
田村 友佑(黒崎播磨)
2時間07分38秒
荒生 実慧(NDソフト)
2時間07分42
高田 康暉(住友電工)
2時間07分57
太田 蒼生(GMOインターネットグループ)
2時間08分31秒
東京マラソンのコースの特徴と攻略法
東京マラソンのコースは、全体的に平坦で高低差が少なく、世界屈指の高速コースとして知られています。都内の名所をワンウェイで巡る豪華なコースですが、記録を狙うにはいくつかの落とし穴を知っておく必要があります。
スタート直後の下り坂でのオーバーペース注意
都庁をスタートしてから最初の約5kmは、飯田橋付近まで続く緩やかな下り坂となっています。スタート直後、歌舞伎町や東京ドーム、水道橋を眺めながら走ると気分が高揚し、そこに下り坂が重なると、無意識のうちに予定より速いペースで走ってしまうことがあります。
レース序盤で脚を使い切ってしまうと、後半の30km過ぎで急激に失速する原因となります。最初の5kmは「貯金を作る」のではなく「リラックスして流れに乗る」ことを意識しましょう。
レース中盤は景色を楽しみながら
レース中盤は東京の景色を楽しみながら走りましょう。
10km~30kmは集中力が落ちやすいです。そんなときは「今、東京の真ん中を走っている!」「この時間を楽しもう!」と意識してください。日本橋や浅草の雷門前、銀座を思いっきり走れるチャンスはめったにありません。目の前にある光景を目に焼き付けながら、ペースを維持しましょう。
35km以降の地味なアップダウンへの備え
かつてのコースに比べれば改善されましたが、終盤の田町から日比谷、そして東京駅に向かう区間には、橋や高架を越えるための小さなアップダウンが存在します。35kmを過ぎて疲労がピークに達した身体には、このわずかな傾斜が大きな壁となって立ちはだかります。
試走が難しい都心のコースですが、ビル風の影響も受けやすいため、集団の中で風を避けながらエネルギーを温存するのも有効な戦略です。
関門時刻と制限時間:各地点の足切り時間に注意
完走を目指すランナーにとって、最も気をつけたいのが「収容関門時間」です。東京マラソンでは数キロおきに閉鎖時刻が定められており、1秒でも遅れると競技中止を命じられます。
以下が各地点の関門時刻です。
①4.9km 10:25
②11.3km 11:10
③15.4km 11:55
④20.9km 12:45
⑤24.7km 13:20
⑥29.2km 14:00
⑦33.5km 14:35
⑧37.8km 15:15
⑨42.195km 16:10
とくに後方のブロックからスタートする場合、号砲からスタートラインを越えるまでに20分以上かかるケースもあります。手元の時計ではなく、大会が設定している運営時刻に基づいた余裕のあるプランニングを心がけてください。
東京マラソンのエントリー方法・料金・倍率まとめ
東京マラソンへの出場は「当選すること自体が奇跡」と言われるほど、エントリーのハードルが高いことで有名です。確実にチャンスを掴むためには、募集時期や選考の仕組みを正しく理解しておく必要があります。
東京マラソンのエントリー期間と申し込み方法
例年のスケジュールを参考にすると、エントリーは8月中旬から下旬にかけて開始されます。申し込みは全て大会公式サイト内の専用ページから行い、PCまたはスマートフォンでの手続きが必要です。
一般エントリーの前に、公式ランニングクラブ「ONE TOKYO」のプレミアムメンバーを対象とした先行抽選が行われることが多いため、少しでも確率を上げたい方は会員登録を検討する価値があります。
東京マラソンの参加料金と倍率
参加料金は、近年の警備費や運営費の上昇に伴い、国内居住者で16,500円〜20,000円前後となる見通しです。決して安くはない金額ですが、大都市のど真ん中を封鎖して走れる体験を考えれば、価格以上の価値があると考えるランナーが大半を占めています。
倍率については、一般枠の募集に対して例年10~12倍程度の応募が殺到します。つまり、10人に1人しか走れないという計算になります。抽選結果は9月下旬から10月上旬にメールで通知されます。当選の通知を受け取ったランナーは、期日までに入金を済ませることで出走権が確定する仕組みです。
東京マラソンの当日のスケジュールと準備(受付・手荷物)
大会当日は3万人以上のランナーが新宿に集結するため、分刻みのスケジュール管理が求められます。準備不足で慌てることがないよう、前日までの流れを確認しておきましょう。
前日のランナー受付
東京マラソンでは、大会当日の受付は一切行われません。
木曜日から土曜日までの3日間(2026年は26(木)、27(金)、28(土))に、東京ビッグサイトなどで開催される「東京マラソンEXPO」に本人が足を運ぶ必要があります。
ここでアスリートビブス(ゼッケン)や計測チップを受け取ります。EXPO会場は最新のランニングギアやサプリメントの展示が充実しており、見て回るだけでも数時間かかるため、余裕を持って訪問するのがおすすめです。
当日の手荷物預けとアクセス
当日の手荷物預けは、近年の大会では「事前予約制」かつ「有料」となっているケースがほとんどです。手荷物を預けない選択をした場合、ゴール後に着替えるための衣服をどう確保するか、事前にシミュレーションしておく必要があります。
スタート地点となる新宿駅周辺は、早朝から強烈な混雑に見舞われます。とくに都営大江戸線の「都庁前駅」や丸ノ内線の「西新宿駅」は入場規制がかかることもあるため、JR新宿駅から徒歩でアクセスするのが最も確実です。
当日の受付は、本人確認、計測タグの確認、セキュリティチェックなどがあり、やることが意外と多いです。指定されたスタートゲートにの30分前には到着するようにしましょう。また、スタートゲートにも入場締切時刻(8時45分)があることに注意です。
東京マラソンの応援ガイド おすすめスポットと移動のコツ
東京マラソンはランナーだけでなく、沿道で声援を送る応援者にとっても一大イベントです。広範囲にわたるコースを効率よく移動し、ランナーに何度もエールを送るコツを紹介します。
おすすめ応援ポイントと移動戦略
応援に最適なのは、コースが密集している浅草・銀座・門前仲町周辺です。このエリアは地下鉄の駅がコースのすぐそばにあり、徒歩での移動距離を最小限に抑えられます。
- 浅草雷門付近: 15km地点。スカイツリーを背景に走るランナーを応援でき、お祭り騒ぎのような活気があります
- 銀座4丁目交差点: 30km地点。ランナーが最も苦しくなる場所であり、百貨店が並ぶ華やかな通りで声をかけることができます
応援者が先回りする場合は、都営大江戸線や東京メトロを駆使するのが基本です。地上は大混雑していますが、地下鉄は比較的スムーズに動いています。
ただし、駅の出口が規制で封鎖されていることもあるため、事前に公式サイトの「応援マップ」を確認しておきましょう。
交通規制と公共交通機関への影響
大会当日は都心の主要道路が長時間にわたって封鎖されます。規制は早朝から夕方まで続き、車両はもちろん、自転車や歩行者の横断も厳しく制限されます。特定の「横断ポイント」以外ではコースをまたぐことができないため、反対側に渡りたい場合は地下道を利用することになります。
首都高速道路の出入り口も一部閉鎖されるほか、都営バスなどの路線バスは大幅な運休や迂回運転を行います。都内を車で移動することはほぼ不可能と考えた方がよいでしょう。
お出かけの際は、普段のルートが規制対象になっていないか、警察や大会事務局の発表を事前にチェックしてください。
まとめ
東京マラソン2026は、ランナーにとっても、応援する人にとっても、東京が世界に誇る最高のスポーツ祭典です。
フラットなコースで自己ベストを目指すのも良し、沿道からの熱い声援を受けながら完走の喜びを噛みしめるのも良し。それぞれの目的でこの特別な一日を楽しんでください。
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