【初心者のための駅伝解説】箱根駅伝の前哨戦!2023全日本大学駅伝

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全日本大学駅伝 マラソン・駅伝
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駅伝シーズンが始まりました。

駅伝っていいですよね~。

前のチームと差が縮まる場面を見ると、力が入ってしまいます。

競って走る場面もイイですね。

 

私も中学校、高校で駅伝大会に出場しました。

中学校では県大会で5位、区間2位でした。

人生の中で一番自信をもてた出来事です。

教員時代には、子どもたちに駅伝の指導をし、優勝を経験しました。

走るのも好きだし、指導するのも好きだし、見るのも好きです。

 

いつもは教育系の記事を書いていますが、

駅伝の楽しさ・面白さを皆さんと共有するべく、

駅伝の記事を今回は書いていきます。

 

今回は「全日本大学駅伝」についてです。

「駅伝については初心者です!」

という人はぜひ読んでください。

全日本大学駅伝とは?

  • 大学駅伝の日本一を決める大会
  • 2023年で第55回目
  • 熱田神宮西門前をスタートし、ゴールは伊勢神宮内宮宇治橋前まで全8区間106.8kmのコース 別名:伊勢路
  • 大学三大駅伝の1つ 
  • 箱根駅伝の前哨戦

大学三大駅伝とは、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の三つです。

以下の記事もあわせてご覧ください。

2023年 全日本大学駅伝の注目ポイント

①全国各地の大学が参戦

全日本大学駅伝の出場校は

シード校8校

駒澤大学、國學院大学、青山学院大学、順天堂大学、創価大学、早稲田大学、中央大学、東洋大学

予選会から19校

札幌学院大学(北海道)東北学院大学(東北)城西大学(関東)大東文化大学(関東)東海大学(関東)東京国際大学(関東)東京農業大学(関東)帝京大学(関東)国士舘大学(関東)新潟大学(北信越)名古屋大学(東海)大阪経済大学(関西)立命館大学(関西)関西大学(関西)関西学院大学(関西)環太平洋大学(中国)鹿児島大学(九州)日本学連選抜チーム(オープン参加)東海学連選抜チーム(オープン参加)

全日本大学駅伝には、関東以外の大学が参加する楽しみがあります。

たまに、ものすごい速いランナーが出てきますが、最近は少ないです。

それだけ関東の大学に速いランナーが集中しているといえます。

ただ今年のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場した選手を見ると、地方大学出身の選手が参加しており、嬉しく思いました。

関東以外の大学生ランナーは、

箱根駅伝に出るに対して、闘志を燃やしています。

箱根駅伝では見られない大学・選手の活躍にも注目していきましょう!

 

②スピードもスタミナも必要な駅伝

出雲駅伝は距離が短い駅伝であるためスピード駅伝と言われます。

箱根駅伝は10人が20kmを走るためスタミナが重要視されます。

全日本大学駅伝はその2つの中間という感じです。

つまり、スピードもスタミナも求められます。

1区を除いた区間は10km以上の距離があります。

特に7区は17.6km、最終8区は19.7kmと

距離が長いです。

選手層の厚い大学が有利になってきます。

 

③区間配置が難しい?!

私が監督ならば(勝手にすみません・・・)

  • 1・2区で1セット。3・4・5・6区で1セット。7・8区で1セット。
  • 3~6区でのミスを無くしたい。
  • デコボコ駅伝(よい区間と悪い区間がはっきりした駅伝)は避けたい。
  • エース級は7区?8区? 3区も大事・・・。

と、区間配置が難しいです。

アップダウンのある区間もあり、選手を適材適所に配置する必要があります。

ここでも選手層が重要になってきます。

 

駅伝は選手の走力や精神状態も大事ですが、

監督の采配も大事です。

というか、ほぼそれで決まります。

 

④駒澤大学 3冠王手なるか?

大学三大駅伝を全て優勝することを3冠といいます。

駒澤大学は昨年、その3冠を成し遂げました。

そして、今年はすでに出雲駅伝を制し、この全日本大学駅伝も制すと、

残りは箱根駅伝のみとなります。

2年連続3冠を成し遂げた大学は過去にありません!

もしかすると、大学駅伝の新たな歴史を刻むかも!

一番注目したいところです!

 

⑤王者・駒澤大学を追いかける中央大学、青山学院大学

駒澤大学を追いかける存在となるのが、中央大学青山学院大学

中央大学は10000m平均タイムが一番よい大学です。

出雲駅伝では7位と力を発揮できませんでした。

挽回に期待です。

青山学院大学は、出雲駅伝5位でした。1区の出遅れが苦しかったですが、2人が区間賞を獲りました。戦力はそろいつつある印象です。あとはコンディションをピークにもってこられるかです。

この2校は力的に、

駒澤大学の対抗馬になりそうです。

 

⑥近年の上位校 國學院大学、順天堂大学、早稲田大学

そして、私が注目したいのは國學院大學、順天堂大学、早稲田大学です。

なぜか?

この3校はここ2年の大会で上位に顔を出しています。

  • 2022年 國學院2位、順天堂4位、早稲田6位
  • 2023年 順天堂3位、國學院4位、早稲田5位

この3校は上位に食い込み、虎視眈々と優勝を狙っているように思います。

うまく流れに乗れば・・・優勝のチャンスはあります。

 

⑦出雲駅伝好成績の創価大学、城西大学

出雲駅伝では、創価大学が2位、城西大学が3位でした。

創価大学は1区5位と流れに乗った駅伝が出雲ではできました。

全日本もそれができると好成績になりそうです。

城西大学は1区10位と出遅れたものの、他の選手が安定した走りでした。

この2校には強力な留学生ランナーがいます。

駅伝の流れを大きく変えるゲームチェンジャーの存在は、

他の大学にとっては脅威です。

 

⑧注目選手

マーの応援したい選手です。

駒澤大学3年生 篠原 倖太朗(しのはら こうたろう)選手

篠原 倖太朗

篠原 倖太朗 選手

出典元:駒澤大学陸上競技部 (komazawa-ekiden.com)

1000m27分43秒13、ハーフマラソン1時間00分11秒。

今年ブレイクした選手です。

1000m27分台は大学陸上界ではトップクラスの記録。

ハーフマラソンの記録は日本歴代4位の記録です。この記録が出た時は驚きました!もう少しで日本新(1時間00分00秒)ですから。

持ちタイムからして、区間新記録の更新を期待したい選手です。

調子によりますが、7区か8区に起用されると予想します。

 

國學院大学3年生 平林 清登(ひらばやしきよと)選手

平林 清登

平林 清登 選手

出典元:國學院大學 陸上競技部 (kokugakuin.com)

1000m27分55秒15、ハーフマラソン1時間01分50秒。

國學院大学のエースです。

小柄な選手ですが、気持ちの入った走りをします。

國學院大学の浮上のカギを握る選手です。

 

注目ポイントの多い今大会

以上が、マーなりの全日本大学駅伝の見方です。

今回は注目ポイントが多いです。

一番の注目は、駒澤大学が勝つかです。

どうなるか楽しみです。

11月5日(日)午前8時10分スタートです!

大学生の熱い走りに声援を送りましょう!

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