12月になると、マラソンシーズンの到来を実感する人は多いのではないでしょうか?
クイーンズ駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝といった駅伝に注目が集まりがちですが、フルマラソンにも注目してほしいです。
今回は福岡国際マラソン2024の注目選手を紹介します。
福岡国際マラソン2024とは?
福岡国際マラソンは、福岡市で開催されるフルマラソンの大会で、国内外のトップランナーが多く参加します。
毎年12月の第1日曜日に開催され、国際的にも権威のあるマラソン大会です。
オリンピックや世界陸上の代表選考大会としての側面が強く、特に男子マラソンの選手にとっては、代表権をかけた戦いが繰り広げられることが多いです。
大会で好成績を収めることで、次回のメジャー大会への出場資格を得る選手も多いです。
福岡国際マラソン2024の日程
2024年12月1日(日)12:10スタート
福岡国際マラソン2024のコース
スタート・ゴール 平和台陸上競技場
(出典:福岡国際マラソン2024公式HPより))
福岡国際マラソン2024の主な出場選手
ここからは福岡国際マラソン2024の主な出場選手を紹介します。
福岡国際マラソン2024の招待選手
- ビダン・カロキ(トヨタ自動車) 2時間05分53秒
- マイケル・ギザエ(スズキ) 2時間07分08秒
- 其田 健也(JR東日本)2時間05分59秒
- 西山 雄介(トヨタ自動車)2時間06分31秒
- 吉田 祐也(GMO)2時間06分37秒
- 西山 和弥(トヨタ自動車)2時間06分45秒
- 高久 龍(ヤクルト)2時間06分45秒
- 土井 大輔(黒崎播磨)2時間06分54秒
- 何 傑(中国)2時間06分57秒
- ベスウェル・イエゴン(ケニア)2時間06分14秒
- レメック・トー(ケニア)2時間06分29秒
- ヴィンセント・ライモイ(スズキ)2時間07分09秒
- 楊 紹輝(中国)2時間07分20秒
- 木村 慎(Honda)2時間07分28秒
- 吉岡 幸輝(九電工)2時間07分58秒
- ワークナー・デレセ(ひらまつ病院)2時間08分29秒
- 畔上 和弥(トヨタ自動車)2時間08分30秒
- 古賀 淳紫(安川電機)2時間08分44秒
- 相葉 直紀(中電工)2時間08分56秒
- 村山 謙太(旭化成)2時間09分14秒
- 二岡 康平(中電工)2時間09分14秒
福岡国際マラソン2024のペースメーカー
- ジャック・ライナー(オーストラリア)
- パトリック・カマウ(上武大)
- べナード・コエチ(九電工)
- ニクソン・レシア(西鉄)
- エバンス・キプケメイ(JFEスチール)
- 服部 勇馬(トヨタ自動車)
福岡国際マラソン2024の見どころ
今年の福岡国際マラソンは、2つの見どころがあります。
東京世界陸上2025の代表選考に名乗りを挙げるのは?
まず、東京世界陸上2025マラソン代表の要件を確認しましょう。
出典:東京 2025 世界陸上競技選手権大会 マラソン種目日本代表選手選考要項 抜粋
5.参加資格有効期間
2023 年 11 月 5 日~2025 年 5 月 4 日
6.資格記録
WA が定める参加標準記録
・男子:2時間06分30秒
・女子:2時間23分30秒
7.選考競技会
(1)男子
第55回防府読売マラソン大会(2024年12月1日)
福岡国際マラソン(2024年12月1日)
第73回別府大分毎日マラソン大会(2025年2月2日)
大阪マラソン2025(2025年2月24 日)
東京マラソン2025(2025年3月2日)
8.選考基準
ワールドアスレティックス(以下「WA」という。)が定める参加資格を有効期間中に満たした競技者の中から、
編成方針に基づき、以下の優先順位により、日本代表選手を選考する。
(1)パリ 2024 オリンピック競技大会で 3 位以内の成績を収めた日本人最上位の競技者で、参加資格有効期間内にワールドランキング対象競技会において参加標準記録を満たした競技者、または、基準ワールドランキング※1によって、資格を得た競技者。ただし、最上位者が辞退した場合、次点の 3 位以内の成績を収めた競技者で参加資格有効期限内にワールドランキング対象競技会において参加標準記録を満たした競技者、または、基準ワールドランキングによって、資格を得た競技者。
(2)Japan Marathon Championship(以下「JMC」という。)シリーズⅣのチャンピオン(第 108 回日本選手権者)。ただし、参加資格有効期間内にワールドランキング対象競技会において参加標準記録を満たした競技者、または、基準ワールドランキングによって、資格を得た競技者。なお、シリーズⅣのチャンピオンが辞退した場合、この項での選考は行わない。
(3)選考競技会または選考期間内の WA エリートプラチナラベルレース ※ 2(マラソン/国内競技会を除く、以下選考競技会と併せて「選考競技会等」という)において、日本新記録を出した競技者であって、JMC 第 4 期グレード1の最終戦終了時点の日本記録保持者である競技者。ただし、当該競技者が選考競技会等で出した日本新記録の内最も高い記録を上回る記録を出した競技者がいない場合に限る。 同時点の日本記録保持者に参加意思がない場合は、この項での選考は行わない。
・日本タイ記録は対象としない。
・女子においては、女子単独、男女混合を問わず、上位の記録を日本記録とする。
(4)選考競技会において参加標準記録を満たした競技者で、記録、順位、気象条件等を総合的に勘案し、本大会で活躍が期待されると評価された競技者を WA の定める出場可能人数に達するまで選考する。
(5)参加資格を得た競技者から、基準ワールドランキングの上位の競技者より選考する。
と、ありますが、よくわかりません(笑)
ひとまず重要なことは、「決められた大会で2時間06分30秒を切ること」です。
また、日本新記録を更新した場合は、ほぼ内定のようですね。
2024年11月14日現在、
池田耀平選手(Kao、2時間05分12秒)
平林清澄選手(國學院大學、2時間06分18秒)
の2名に参加資格があります。
参加標準記録、日本記録を破るか、ぜひ注目しましょう。
記録への期待は?
実は、福岡国際マラソンで2時間06分30秒を破った選手はいません。
2000年の藤田敦史選手(現:駒澤大学監督)の2時間06分51秒が日本人最高タイムです。
このようなデータがあると期待が薄れます……。
しかし、今大会の日本人選手は実力者揃いです。
其田健也選手(JR東日本)は、今大会で唯一参加標準記録より速く走った経験があります(自己ベスト2時間05分59秒)。
続いて2時間06分台に、西山雄介選手(トヨタ自動車、2時間06分31秒)吉田祐也選手(GMO、2時間06分37秒)、西山和弥選手(トヨタ自動車、2時間06分45秒)、高久龍選手(ヤクルト、2時間06分45秒)、土井大輔選手(黒崎播磨、2時間06分54秒)ら5選手の期待が高いです。
また、上の6選手は箱根駅伝の名門大学出身です。
- 駒澤大学…其田、西山雄
- 青山学院大…吉田
- 東洋大学…西山和、高久
- 法政大学…土井
選手同士で意識しているかはわかりませんが、駅伝ファンからすると熱いですね!
福岡国際マラソン以降は、別府大分毎日マラソン、大阪マラソン、東京マラソンと続きます。
選手の走りに熱いエールを送りましょう。
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