福岡インターハイ陸上男子5000m 高校生No1を決めるレースの展望と結果を予想!

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福岡インターハイ 陸上  5000m マラソン・駅伝
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6月中旬、福岡への切符を手に入れた高校生たちが決定しました。

憧れの舞台である福岡インターハイ行きを決めた選手、おめでとうございます。

長距離が好きな私にとっても、インターハイはとても楽しみです。

 

今回は福岡インターハイ陸上男子5000mの出場選手を紹介するとともに、レースの展望と結果を予想してみました。

留学生に対抗し、上位に進出しそうな選手も紹介します。

 

福岡インターハイ2024陸上競技の開催地

今年のインターハイの舞台は福岡県です。

陸上競技は「東平尾公園博多の森陸上競技場」で開催されます。

〒812-0852 福岡県福岡市博多区東平尾公園2丁目1−2

 

東平尾公園博多の森陸上競技場は、日本陸連第1種公認の陸上競技場ですので、夢舞台にはバッチリの競技場ですね。

 

福岡インターハイ2024陸上競技の日程

福岡インターハイ陸上競技 7月28日(日)~8月1日(木)

 

男子5000m 予選 7月30日(火)18時~ 予選3組 5+3が決勝へ

男子5000m 決勝 7月31日(水)19時~

 

福岡インターハイ2024男子5000mの出場選手

ここからは福岡インターハイ男子5000mに出場する選手を紹介します。各地区大会の上位6位が福岡インターハイに出場します。各地区大会の結果を掲載します。

 

北海道地区大会

  1. ガユ サミュエル(2)札幌山の手 13:35.51 GR
  2. 吉田 星(1)東海大札幌     14:33.21
  3. 雪田 圭将(3)北海道栄     14:38.90
  4. 三浦 清史(3)札幌山の手    14:39.86
  5. 大友 悠輝(2)白樺学園     14:44.15
  6. 佐藤 輝(3)函館工       14:49.59

 

東北地区大会

  1. ジェームス カルリ(2) 青森山田 13:53.23
  2. エリウッド カヒガ(3) 仙台育英 13:58.08
  3. 近江 亮(2) 仙台育英      14:11.12
  4. 前川 竜之将(3) 東北      14:16.30
  5. 増子 陽太(2) 学法石川     14:17.15
  6. 保芦 摩比呂(2) 学法石川      14:21.49

 

南北関東大会

北関東

  1. 井坂 光(3)水戸葵陵  14:27.97
  2. 石橋 魁(3)東洋大牛久 14:28.20
  3. 大島 福(3)佐野日大  14:28.78
  4. 内田 蒼空(2)前橋育英 14:29.00
  5. 五十嵐 新太(2)水城  14:29.02
  6. 岸本 駿吾(3)埼玉栄  14:29.35

南関東

  1. 鈴木 琉胤(3)八千代松陰  13:52.28 NGR
  2. 桶田 悠生(3)八千代松陰  14:30.48
  3. 上杉 敦史(2)八千代松陰  14:33.30
  4. トラクサル 澄海(3)拓大一 14:33.44
  5. 阿部 宥人(3) 西武台千葉   14:38.02
  6. 小國 利玖汰(3)市立船橋  14:39.11

 

北信越大会

  1. 濵口 大和(3)佐久長聖   14:19.07
  2. ジョセフ ギタエ(2)遊学館 14:31.00
  3. 家光 応輔(2)美方     14:54.23
  4. 小名 祐志(3)佐久長聖   14:54.67
  5. 奥 已咲(3)遊学館     14:55.68
  6. 山口 翼(2)鯖江      14:58.65

 

東海大会

  1. 三平 弦徳(3) 伊賀白鳳 14:43.93
  2. 石原 夢大(3) 豊田大谷 14:45.08
  3. 新村 芽久(3) 静岡東  14:45.71
  4. 木村 隆晴(3)藤枝明誠  14:46.15
  5. 古井 海成(3) 浜松日体 14:46.84
  6. 長尾 優汰(2) 美濃加茂 14:47.91

 

近畿大会

  1. 井上 朋哉(3) 洛南     14:02.19
  2. 新妻 遼己(2) 西脇工  14:06.19
  3. 三宅 悠斗(3) 洛南   14:11.74
  4. 田村 幸太(2) 関西創価 14:24.93
  5. 坂本 康太(3)京都外大西 14:25.22
  6. 橋本 颯人(3) 洛南   14:32.88

中国大会

  1. ピーター ムトゥリ(2)岡山商大附 14:11.72
  2. キプロブ ケンボイ(1) 倉敷    14:13.05
  3. 本宮 優心(3) 世羅     14:34.11
  4. 首藤 海翔(2) 倉敷     14:35.50
  5. 村尾 恭輔(3) 鳥取城北   14:39.68
  6. 村田 逸樹(3) 西京     14:41.28

 

四国大会

  1. 髙石 樹(3)高知工    14:15.67  NGR
  2. 植田 快晴(3)小豆島中央 14:46.50
  3. 山本 聖也(2) 高知農  14:46.62
  4. 西川 天馬(3)今治北   14:48.49
  5. 小野 晴生(3)松山商   14:48.92
  6. 加藤 佑樹(2)今治北   14:49.05

 

北九州大会

  1. 辻   誉 (3) 福岡第一 14:36.71
  2. 今村  仁 (2) 鳥栖工  14:37.48
  3. 松尾  翼 (2) 飯塚   14:37.68
  4. 松田 祐真 (3) 大牟田  14:38.10
  5. 野田 顕臣 (3) 大牟田  14:38.81
  6. 石川 蒼大 (3) 鳥栖工  14:40.08

 

南九州大会

  1. 椙山 一颯(3)九州学院  14:17.32
  2. 櫨元 優馬(3)鹿児島城西 14:21.08
  3. 梅田 流磨(3)開新    14:24.38
  4. 飯田 ケビン(3)小林   14:24.51
  5. 門間 蒼大(2)九州学院  14:25.81
  6. 増永 一心(3)開新    14:28.56

 

福岡インターハイ2024男子5000mの注目ポイント

ここからは、福岡インターハイ2024男子5000mの注目ポイントを解説します。

 

「強さ」が試されるレース

インターハイは夏に開催され、今回の5000mは夕方の時間帯にスタートします。暑さ対策、そして夕方のレース対応がまずは重要です。夕方にピークをもっていく「調整力」が試されます。

 

また、予選・決勝は二日連続のレースです。

余裕をもって予選通過、リカバリーを徹底できるランナーが好結果になりそうです。

このあたりの「調整力」に注目して観戦したいです。

 

インターハイのレースは、「速さ」より「強さ」一発のレースに全てを注ぎ、最後に勝ち切る勝負強さが問われます。

レース展開もタイムを狙うレースにはなりにくく、勝負を優先するレース展開になりそうです。自然とラストに強いランナーが有利になります。

 

また、レースの経験値も大きいです。インターハイのような全国規模の大会に出場した経験、あるいは日本代表として世界大会に出場した経験があるランナーは、心のゆとりがあるでしょう。

大きな大会に初めて出場するランナーは、緊張感に飲まれないよう注意が必要です。

 

留学生とガチ対決できるインターハイ 注目の日本人選手は?

今大会は留学生5選手が出場します。

留学生が先頭集団を形成し、第2集団に日本人トップ争いの集団が形成される展開が予想されますが、今年の日本人選手は実績充分な選手ばかりです。

全国高校駅伝の留学生ルール変更で、トップクラスの高校生ランナーが留学性と競う機会が減りつつあります。とても貴重な留学生とのガチ対決は見どころです。

 

【高校駅伝の留学生ルール変更】最短区間のみの制限は都大路にどんな影響が?

 

増子 陽太(2)石川学法

今年4月の日体大長距離競技会で日本高校歴代6位の13:34:60をマークした増子選手。昨年の全国高校駅伝では各校のエースが集う1区で、1年生ながら区間5位。

現高校2年の世代ではNo1の実力です。

 

男子第74回全国高校駅伝(2023年)の優勝候補と注目選手

 

鈴木 琉胤(3)八千代松陰

高校1年生でいきなりインターハイ1500mで6位という結果を残した鈴木選手。

昨シーズンはケガのため出場できなかったインターハイ。

期待のランナーが2年ぶりのインターハイ出場です。

 

私は全国都道府県対抗駅伝(ひろしま駅伝)でも注目していました。

第29回全国都道府県対抗男子駅伝「ひろしま駅伝」(2024)の優勝候補と注目選手

 

そして、八千代松陰は桶田悠生選手(3)、上杉敦史選手(2)の2選手も出場します。3選手がインターハイに出場する八千代松陰は、高校駅伝でも注目ですね!

 

濵口 大和(3)佐久長聖

自己ベスト13分38秒で今大会1500mの出場も決めている濵口選手。

昨年の全国高校駅伝では、第4区を区間2位で走り、優勝に貢献しました。

名門・佐久長聖のエースです。

留学生に一番対抗できるランナーだと期待しています。

 

井上 朋哉(3) 洛南

今年の世界クロカン(8km)で日本勢最高の16位の井上選手。

世界で戦った経験は大きいです。インターハイという大舞台が小さく見えるのでは?

洛南高校は三宅悠斗選手(3)、橋本颯人選手(3)の2選手も出場します。

洛南勢は旋風を巻き起こしそうな予感がします。

 

椙山 一颯(3)九州学院

ラストに定評のある椙山選手。

南九州地区大会もラスト1周で後続を突き放す走りを見せました。

力強い腕振りからの驚異的なスピードは、勝負に徹したレース展開で勝機ありです。

 

ここで名前を挙げた選手には、ぜひ留学生に果敢に挑んで欲しいと思っています。が、日本の高校生にとって、インターハイの結果は進路を左右します。

結果を狙うあまりに、自重気味のレースになりがちです。

そのあたりの「かけひき」も見どころです。

 

決勝進出・入賞=関東圏大学からオファーの可能性

夢のインターハイは高校生の進路に大きく影響します。

「インターハイ出場」でも立派な実績ですが、「決勝進出と入賞」は大学からお声がかかる可能性が高まります。特に箱根駅伝に出場している関東圏の大学は血眼になって高校生をスカウトしてきます。

近年、箱根駅伝だけではなく、トラック競技でも活躍する大学1年生が増えてきました。それだけ、高校生の段階でハイレベルな争いをしているということになります。

留学生にチャレンジする気持ちと、日本人上位を狙う気持ちで揺れ動きそうです。

目標、レース展開によって走りが変わってきそうですが、全選手がベストを尽くすことを願っています。

 

パリオリンピックもいいけど、高校長距離界も熱い!

今夏はパリオリンピックが開催され、そちらに注目がいきがちです。

しかし、インターハイも熱いです!

特に高校長距離界のタイトル争いは大注目。

ぜひ日本長距離界の至宝に温かいエールを送りましょう!

 

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