出雲・全日本・箱根といった男子の大学三大駅伝が注目されがちですが、大学女子駅伝にも注目です!
大学女子駅伝で活躍した人たちがオリンピック代表で活躍しています。
パリオリンピック女子マラソンで 入賞を果たした鈴木優花選手は大東文化大学のエースとして活躍し、在学中からマラソンにチャレンジしていました。
今回の記事は大学女子駅伝の日本一を決める全日本大学女子駅伝についてです。
コースや出場校、優勝候補や注目選手をまとめています。
最後まで読んでいただき、レース展開を予想したり、注目したい選手を追って観戦したりしてください!
パリオリンピック女子マラソンのメダル候補は?【有力選手や見どころを紹介!】
全日本大学女子駅伝とは?
全日本大学女子駅伝は、日本の大学女子駅伝競走で最高峰の大会です。
正式名称は「全日本大学女子駅伝対校選手権大会」です。
1983年から毎年開催されている伝統ある大会で、大学女子駅伝の日本一を決定する大会です。
毎年10月の最終日曜日に。現在は宮城県仙台市で開催されており、「杜の都駅伝」の愛称でも知られています。
12月末に開催される全日本大学女子選抜駅伝競走大会(通称:富士山女子駅伝)も、大学女子駅伝の重要な大会の一つです。
富士山女子駅伝2023の優勝候補と注目選手 名城大学の6年連続2冠か
全日本大学女子駅伝の日程
2024年10月27日(日) 12時10分スタート
※日テレ系で放映
全日本大学女子駅伝のコース
スタート 弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)
フィニッシュ 弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)
全6区間 38.0 km
- 1区(6.0km) 第1中継所 仙台市中央卸売市場前
- 2区(4.0km) 第2中継所 仙台育英学園前(総合運動場側)
- 3区(5.8km) 第3中継所 太白区役所前
- 4区(4.8km) 第4中継所 五橋中学校前
- 5区(9.2km) 第5中継所 石井組前
- 6区(7.6km)
全日本大学女子駅伝2024の出場校
シード校(前回上位8校)
- 名城大学 26年連続26回目
- 大東文化大学 14年連続14回目
- 立命館大学 35年連続35回目
- 城西大学 30年連続31回目
- 日本体育大学 13年連続36回目
- 大阪学院大学 16年連続31回目
- 関西大学 17年連続17回目
- 東北福祉大学 18年連続22回目
各地区代表校
- 北海道:札幌国際大学 8年連続8回目
- 東北:仙台大学 37年ぶり3回目
- 関東:
・筑波大学
・順天堂大学
・中央大学
・拓殖大学
・帝京科学大学(初出場)
・玉川大学
・東洋大学
- 北信越:新潟医療福祉大学 13年連続13回目
- 東海:中京学大学 6年連続6度目
- 関西:兵庫大学 3年ぶり3回目
- 中国四国:環太平洋大学 6年連続7回目
- 九州:福岡大学 15年連続36回目
記録審査で出場権獲得(10/7追記)
・京都産業大学
・関西外国語大学
・東京農業大学
オープン参加
- 東北学連選抜チーム
全日本大学女子駅伝2023の結果
1位 名城大 2.04.29
2位 大東大 2.05.21
3位 立命大 2.05.21
4位 城西大 2.06.06
5位 日体大 2.06.45
6位 大阪学大 2.07.19
7位 関大 2.07.44
8位 東北福祉大 2.08.57
ここまでが、次回大会のシード権獲得
9位 玉川大 2.09.26
10位 順大 2.09.45
11位 東農大 2.09.47
12位 拓大 2.10.03
13位 東洋大 2.10.05
14位 大阪芸大 2.10.12
15位 中大 2.10.51
16位 亜細亜大 2.11.14
17位 中京学大 2.11.14
18位 筑波大 2.11.31
19位 環太平洋大 2.12.00
20位 関西外大 2.12.14
21位 福岡大 2.13.50
22位 京都光華女大 2.14.05
23位 城西国際大 2.15.45
24位 新潟医療福祉大 2.17.07
25位 札幌国際大 2.20.53
オープン 東北学連選抜 2.20.26
全日本大学女子駅伝2024の優勝候補予想
本題の優勝候補と見込んでいる3大学を紹介します。
名城大学
全日本と富士山女子駅伝の7年連続2冠がかかる名城大学。
これまでのチームを引っ張ってきた谷本七星選手(4年)は主将でエース。
3年生は、米澤奈々香選手(3年)、石松愛朱加選手(3年)、原田紗希選手(3年)とめちゃくちゃ層が厚いです。
2年生はあまり目立った存在はいませんが、実力者がそろっています。
山田未唯選手(2年)は日本選手権U20・5000mで優勝。
ホクレンディスタンス士別で3000m9分14秒09の自己ベストを更新。
今季絶好調です。
個人的には長野東高校での活躍が印象的である村岡美玖選手(2年)に期待しています。
注目度が高い1年生は近藤希美選手(東海大相模高卒)と山田桃子選手(学法石川高卒)。
各世代に力のあるランナーがいるのが名城大学の強みです。
大東文化大学
昨年の全日本2位、富士山3位の大東文化大学。
絶対的エースのサラ・ワンジル選手(2年)と、今年3月の日本学生女子ハーフマラソンで優勝した野田真理耶選手(2年)の2年生コンビが主軸。
主将の四元桃奈選手(4年)がチームを支えます。
昨年度の駅伝を経験した蔦野萌々香選手(2年)、吉井優唯選手(2年)、森彩純選手(2年)の2年生が昨年以上の結果を残せるかが注目です。
立命館大学
昨年の全日本、富士山の2レースとも好走した主将の村松灯選手(4年)と太田咲雪選手(2年)が立命館大学の生命線。
昨年の高校駅伝で3位となった立命館宇治高から山本釉未(1年)、池田悠音(1年)らが入学し、期待が高いです。
山本選手はU20世界選手権5000mで6位に入賞しました。
さらに白鵬女子高卒の古田島彩選手(1年)、銀河学院高卒の森安桃風選手(1年)ら各校のエース級も入学しました。
1年生の走りに注目です。
全日本大学女子駅伝2024の注目選手
谷本 七星(名城大)
5000m15分49秒36、10000m32分38秒45の自己ベストをもつ、メガネがトレードマークの立命館大学のキャプテン。
昨年の全日本では第6区区間賞、富士山では第5区区間2位の抜群の安定感。
ラストイヤーもチームを7連覇に導く走りができるか注目です!
野田 真理耶(大東大)
昨年の全日本第6区区間5位、全日本第7区区間3位。
3月の全日本学生ハーフマラソンで優勝。初ハーフマラソンでハーフマラソン学生チャンピオンになりました。
9月19日の日本インカレ10000mでは、33分05秒34で2位に入りました。
サラ・ワンジル選手とともに、チームを全日本初優勝に導く走りができるか注目です!
村松 灯(立命館大)
5000m15分52秒10、10000m31分51秒78の記録を持つ立命館大学のキャプテン・エースです。
昨年の全日本では第1区区間賞、富士山第2区区間2位と、レースの序盤を走り、チームを上位争いに乗せる走りをしました。
ワールドユニバ、世界クロカンにも出場した実力ランナーに立命館大学の命運が掛かっています。
山﨑 りさ(日体大)
5000m15分31秒39、10000m31分50秒13の自己ベストを持つスピードランナー。
昨年の全日本では第5区区間2位、富士山では第5区区間3位、エース区間で好成績をマークしました。
9月に行われた日本インカレ5000mでは15分38秒89で大東大のサラ・ワンジル選手に次ぐ2位(おしくも連覇ならず)。
今年はチームを上位進出へと導く区間賞の走りができるか注目です。
永長 里緒(大阪学院大)
5000m15分45秒96、ハーフマラソン1時間11分03秒の記録をもち、2024世界大学クロスカントリー選手権大会にも出場(10km11位)。
昨年の全日本は第5区区間6位、富士山第5区区間7位の成績でチームの入賞に貢献しました。
9月の日本インカレ10000mでは33分06秒32で3位、5000mでは15分50秒49で3位に入りました。
関西学生女子駅伝では3区区間賞を獲得し、大阪学院大の優勝に貢献にしています。
昨年以上の走りを見せるかに注目です。
不破 聖衣来(拓殖大)
度重なるケガで2年・3年では苦しんだ不破選手。
9月の日本インカレ10000mでは、レース中盤まで先頭を走り、33分12秒79で7位の成績でした。
復活の兆しが見える走りでした。
大学ラストイヤーで完全復活の走りを見せるかに注目です。
全日本大学女子駅伝最新情報!
こちらは随時追加していきます!
10月6日追記
10月5日 第30回関東大学女子駅伝で大東文化大学が優勝。
エースの野田選手抜きでの優勝に戦力に厚みが出てきた印象です!
10月22日追記 エントリー判明!
名城大
- 谷本七星 (4)15分41秒24
- 石松愛朱加 (3) 15分52秒28
- 上野寧々 (1) 6分43秒40
- 原田紗希 (3) 15分47秒62
- 米澤奈々香 (3) 15分31秒33
- 瀬木彩花 (2) 16分11秒54
- 山田未唯 (2) 15分58秒36
- 力丸楓 (2) 16分03秒36
- 近藤希美 (1) 9分07秒59★
- 山田桃子 (1) 16分54秒77
大東文化大
- 藤原唯奈 (4) 16分09秒14
- 四元桃奈 (4) 16分01秒18
- 川瀬真由 (3) 16分24秒16
- 相場茉奈 (2) 9分29秒84★
- サラ・ワンジル (2) 15分14秒00
- 蔦野萌々香 (2) 16分13秒24
- 野田真理耶 (2) 15分47秒27
- 平尾暁絵 (2) 15分57秒86
- 森彩純 (2) 16分15秒03
- 吉井優唯 (2) 16分04秒80
立命館大
- 中地こころ (4) 16分15秒40
- 福永楓花 (4) 16分02秒61
- 村松灯 (4) 15分52秒10
- 外間礼那 (3) 16分31秒87
- 土屋舞琴 (3) 16分13秒52
- 太田咲雪 (2) 15分47秒1
- 田村優芽 (2) 16分45秒76
- 池田悠音 (1) 15分53秒72
- 森安桃風 (1) 16分09秒48
- 山本釉未 (1) 15分37秒38
10月26日 区間エントリー
(中途半端でごめんなさい🙇♂️)
名城大
- 1区 米沢 奈々香(3年)
- 2区 上野 寧々(3年)
- 3区 石松 愛朱加(3年)
- 4区 瀬木 彩花(2年)
- 5区 原田 紗希(3年)
- 6区 谷本 七星(4年)
大東大
- 1区 野田真理耶(2年)
- 5区 サラ・ワンジル(2年)
富士山女子駅伝2024の記事も公開しています!
全日本大学女子駅伝と並んで女子学生駅伝のもう一つの大会といえば富士山女子駅伝。
こちら「富士山女子駅伝2024の優勝候補と順位予想【注目選手のエントリーはあるか?】」の記事も公開していますので、合わせてご覧ください。
いかがでしたか?
長距離走における男子学生のレベルは近年、とてつもなく向上していますが、女子学生のレベルも向上しています。
5000mを15分台で走る選手が増えてきました。
各大学のレベルがアップしてくると戦国駅伝の時期に。
絶対王者・名城大も危うい状況になるでしょう。
ただ、選手層の厚みではまだまだ名城大学に分があると予想しています。
選手の熱い走りに注目です!
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